【RIZIN】斎藤裕が現王者・牛久絢太郎とのタイトル戦へ向けて「試合は終わってない。完全決着させたい」とリベンジ誓う=4.17
4月17日(日)東京・武蔵野の森総合スポーツプラザにて開催される『RIZIN.35』で、RIZINフェザー級王者・牛久絢太郎(K-Clann)のタイトルに挑戦する前王者・斎藤裕(パラエストラ小岩)の公開練習が行われた。
斎藤は、前回のタイトルマッチで牛久のヒザ蹴りでTKO負けを喫し、王座から陥落。今回がタイトルをかけたリマッチとなる。
公開練習は、打撃のマススパーが1分間行われた。牛久に手の内を見せない動きとなり、情報戦になっていることをうかがわせた。練習後、インタビューに応じた斎藤は「残り11日、精神的にもコンディションもいいです」と表情を崩した。
昨年は、10月に牛久とのタイトルマッチで敗北を喫した後、大みそかに朝倉未来とのリマッチを受けることとなり、満身創痍の中での試合となった。
朝倉戦後は左目の周囲の骨が折れ、格闘技の練習について、1カ月くらいは激しい動きができない状態が続いたという。「少しずつ練習ができるようになり、フルに動けるようになったのは3月に入ってからですね」と斎藤は振り返る。
精神面の立て直しについては、「連戦ではないけど、ちゃんと試合に向けて調整できる期間ができたので、集中して新しい気持ちにはなれています」と切り替えができたようだ。
昨年の連戦時は、試合オファーのタイミングが遅すぎた影響を受けたというが、「それは全選手一緒なので。でも逆にいい経験ができました。プラスに変えていきます」と前向きに受け取っている。
牛久戦で敗北を喫した飛びヒザ蹴りは、「偶然に当たった」という声もあるが斎藤は、「偶然か必然かと聞かれたら難しい面はありますが、もらった原因はあると自分では思っています。同じ攻撃をもらわないのは当然ですが、今回、向こうは違った戦法をとってくる可能性がありますので、自分から攻めていく姿勢を変えずにやりたいことをやります」と前回とは違う内容になることを示唆した。
負傷して止められたことは、「個人的には、こんな傷で止めるんだと思っています。その意味では自分の中では、まだ試合が終わっていませんし、完全決着させたい気持ちは大きいですね。タイトルマッチだったんで勝ち負けが大きく、ゼロか100です。その意味でも、100に戻したいなと思っています」と斎藤。
朝倉戦での敗北は、「自分の中で理解して、修正するようにしています。もう一回、やる時に勝てる自分でいればいいと思います。今は牛久戦に集中しています」と3回目の試合があるとすれば、タイトルを取り戻してからという意識が強いのだろう。
クレベル・コイケがタイトル挑戦へアピールしていることに関しては、「良く分からないので、コメントは差し控えたい」と苦笑した斎藤。どちらにしても、すべてはチャンピオンに返り咲いてからの話となる。
TKO負けで王座を失った止まった時を動かすためには、勝つこと。斎藤が再び群雄割拠のフェザー級の中心に戻るための戦いが、あと11日と迫っている。
▶次ページは、【動画】斎藤裕が血だるまになった牛久のヒザ蹴りの瞬間
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