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【ボクシング】流血し背を向けた相手にトドメのTKO勝利、レフェリーには非難の声

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2022/04/25(月)UP

流血で背を向けた相手に連打しTKO勝利、レフェリーのストップが遅いとファンの声(TopRank Twitterより)

 4月23日(日本時間24日)、英国ウェンブリー・スタジアムにて[WBCフェザー級シルバー王座決定戦]が行われ、無敗のニック・ボール(英)がWBC13位アイザック・ロウ(英)に7回TKO勝利。新王者に輝いた。試合ではカットし顔面が血で赤く染まり背を向けるもさらに打たれ、コーナーからタオルが投げ入れられるのにやや遅れてレフェリーは試合を止めた。

【フォト&動画】背を向けても連打、このTKOシーン

 ボールは2Rに左フックでダウンを奪うと、4回には左目の下を大きくカット。インターバル中にドクターチェックを受けたが続行。そして6回、ボールはクリンチから、コーナーにロウを投げるように突き放す。コーナーにぶつかったロウは後ろを向きながら戦意喪失状態。そのサイドに回り込みボールはアッパーを一撃、腰から砕けるように崩れるも倒れず踏ん張るロウ。流血のロウは構えることもできず背を向けるがレフェリーは止めるかどうか迷っている。さらにボールはアッパーを顔に連打。するとコーナーからタオルが投げ入れられ直後にレフェリーは試合を止めた。

血まみれ戦意喪失状態(TopRank YouTubeより)

 レフェリーはタオルを見ていなかったのか、タイミング的にはタオルよりやや遅れてのストップだが、戦意喪失状態のロウにやや遅いストップに思える。

 このKO動画は主催のTOPRANKがSNSなどで流し拡散、ファンからは「すごいKO」とボールの活躍を称賛する声もあったが「これは合法なのか」「これはレフェリーがいけない。ストップしないと」「相手と向き合っていないのだから」などのレフェリーに批判的な意見もあった。あなたならどう見るか。

 負けたロウはタイソン・フューリーの友人でスパーリングパートナーだったが、メインに出場するフューリーに勝利のバトンを渡すことはできなかった。勝ったボールはこれで戦績を15勝8KO無敗に伸ばした。
 なお、フューリーはディリアン・ホワイト(34=ジャマイカ/英国)に6回にTKO勝利しWBCヘビー級王座の2度目の防衛に成功している。

▶︎次のページは【フォト&動画】背を向けても連打、このTKOシーン

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