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【ボクシング】カネロが階級上げ無敗王者ビボルとともに筋肉隆々の計量パス、カネロ勝利でゴロフキン戦につなげるか

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2022/05/07(土)UP

カネロ(左)と王者ビボルが計量をパスした(C)DAZN

 5月7日(日本時間8日)米ラスベガスT-モバイルアリーナにて開催される『WBAライトヘビー級タイトルマッチ』の前日計量が行われ、王者ディミトリー・ビボル(ロシア)は174.6ポンド(79.19kg)、挑戦者で1階級下のスーパーミドル級世界4団体統一王者サウル“カネロ”アルバレス(30=メキシコ)は174.4ポンド(79.1kg)で、ともにリミットの175ポンド(79.38kg)をパスした。

【フォト】カネロとビボルの筋肉隆々のマッスルポーズ、フェイスオフ後のカネロのシャドウ動画も

 計量をパスし、互いに筋肉隆々のマッスルポーズ、そして向き合いフェイスオフ、やや見上げるカネロ、ビボルの長身は183cmでカネロより10cm高い。リーチもビボルは身長と同じ183cmとカネロのリーチより4cm長い。20秒のフェイスオフ後、カネロは闘争心が出たのか突然シャドウボクシングを始めた。今回階級を上げたカネロ、そしてこの10cm差をどう克服するのか。
 一昨年11月に一度、カネロがライト・ヘビー級に上げ王者コバレフを11ラウンドKOで王座を奪取している(その後返上)。それについてビボルは先日のインタビューで「コバレフはいい試合をしていたし、互角だった。しかし、彼はガス欠になり、それが彼に影響を与えた。今回は状況が異なる。準備はできている。間違いなく素晴らしい試合を見ることになるだろう。勝つ自信はある」と意気込んでいる。下馬評ではカネロが有利だが、ビボルは多くの予想を覆すことができるか。

 ビボルは19勝(11KO)無敗で次は11度目の防衛戦(正規王座防衛では9度目)。カネロは57勝(39KO)1敗2分。この1敗は13年にメイウェザーに判定0-2で敗れたときのもの。カネロはゴロフキンに1勝1分でその1勝はゴロフキンが勝っていたという声も高い。カネロは9月17日にはミドル級に下げゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)と3度目の対戦を行うと報じられている。9月のゴロフキン戦を実現させるためにどうしても勝ちたいところだ。

 なおこの対戦は日本ではDAZNで5月8日朝9時より生中継される予定だ。

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