2022/05/31（火）UP
（最終更新：2022/05/31 18:22）

チョークを極める和田©️ONE

　6月3日（金）シンガポール・インドアスタジアムで開催される『ONE158』のフライ級マッチにて元ONE同級世界王者のカイラット・アクメトフ（34=カザフスタン）と対戦する、元DEEP王者の和田竜光（33=フリー）のインタビューが31日、主催者から届いた。

【動画】和田の相手アクメトフ、“タックル地獄”で強豪キンガッドを苦しめる！

　和田はDEEPフライ級王座を2度獲得。打撃・寝技・レスリング全てにおいて優れたオールラウンダーで、国内軽量級でトップクラスの実力を誇る。昨年10月の「Road to ONE」で同じONEで活躍する竹中大地との激闘を制し、今年1月の『ONE: ONLY THE BRAVE』でワン・シュオにも勝利。2連勝と波に乗っている。

最強DJとの対戦もバックを奪って果敢に攻めた

　対するアクメトフは現在ランキング2位で4連勝と波に乗る強豪。しかし、和田は「準備は万端」と臆する様子はない。
「それこそランキングに入っていない選手なのに、カイラットとできるのはラッキーですよね。一番やりたい選手だったので。チャンピオンは別で、僕はDJともマクラーレンとも、キンガッドともやっていますし、カイラットは彼らに良い勝ち方していたので、その相手との試合のオファーをもらったのですぐYESと返答しました」と、むしろ楽しみな様子だ。

　相手の印象を尋ねられると「腰も強くて、強いパンチを振ってきて、パンチからのテイクダウンとか、テイクダウンディフェンスとか。ガッツのある良い選手だなって思っています。技術がすごいなとかは思わないですけど。過去の試合で言うと、一番最近のキンガッド戦を何度か観ました。動きは頭に入れていています」と、分析もバッチリだ。

元DEEP王者・和田（左）が元ONE世界王者アクメトフ（右）と激突！©️ONE

　共にオールラウンダーながら組みの展開から試合の主導権を握るなど、戦い方の似ている両者。その上で和田は、レスリングのグレコで国内王者に3度も輝いたアクメトフのレスリング力を警戒する。
「もちろんレスリングが強いと思うので、テイクダウンを警戒します。また、体が強いからパンチも重かったりするのでそれも警戒しています。ただ、彼よりも強いレスラー、グラップラー、ストライカーとも練習しているので、その体験はしてきた。自信というか体験があるので恐れていないです」と、相手の強みの部分での対策・準備もしっかりとやったようだ。

　具体的な試合運びについては「ぶつかり合って、ぶん殴ってやろうかなと思います。もちろん細かい作戦はありますけど、相手は殴られるのを嫌がると思うので。僕も自分が強いと思っているので」といい、フィニッシュのイメージは「びっくりさせてやろうと思います。決めてないですけど、バックチョークが得意なので一本勝ちしたいし、パンチも強いのでKOしたいですけど、ミスもなるべくしないように戦いたいなって思います」と、完全決着を意識しながらも、あくまで勝ちに拘る姿勢だ。

　ここでアクメトフに勝利すれば、一気にタイトル挑戦も見えてくる和田。果たして、どのような戦いを見せるのか。

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