2022/06/07（火）UP
（最終更新：2022/06/07 15:57）

藤原の王者としての第一戦目は、本場タイ王者

　7月17日（日）東京・新宿FACEで開催されるジャパンキックボクシング協会主催『KICK Insist13』の対戦カードが発表された。14時開始の第一部と、18時開始の第二部の2部制となる。
　第二部のセミファイナルでは、今年5月にミネルヴァピン級王者のAyakaを倒し、無敗で王者となった現役JKファイター・藤原乃愛（ROCK ON）が参戦。元タイ国パタヤスタジアム40kg王者のペッテァーソーソピットと、ヒジありルール45.5kg戦（3分3R）で対決する。

　藤原は鋭いミドルキックを武器とし、アマチュアで50戦以上を経験、アマチュアKNOCK OUT 45kgリーグ戦優勝の実績を持つ。現在高校3年生。

スラリと長い脚で強烈なハイキックを繰り出す藤原＝今年5月

　21年5月にプロデビュー戦後、5戦4勝0敗1分と無敗街道を驀進すると、今年5月にミネルヴァピン級王者・Ayakaに挑戦。フルマークの判定勝利で、見事戴冠した。

　相手は元パタヤスタジアム40kg王者で、経験豊富な選手。藤原はSNSで「初のタイ人で初の肘あり！結構な強敵らしいです…。恐怖とワクワクの半々ですけど全力で戦います」と意気込んでいる。藤原は本場のタイ人ファイター戦を超え、無敗記録を伸ばし続けられるか。

　第二部のメインイベントは［WMOインターナショナルライト級王座決定戦（3分5R）］として、WBCムエタイ日本統一ライト級王者＆ジャパンキックライト級王者・永澤サムエル聖光（ビクトリー）が、タイ国ジーラパワットスタジアム60kgトーナメント王者のコンデート・ポーパジャンシー（タイ）と王座を争う。
　永澤は今年3月にも、元MAX MUAYTHAI王者を撃破し波に乗る。強敵との決定戦を制し、3冠目を戴くことが出来るか。

　また第二部のセミファイナル2では、ジャパンキックウェルター級王者のモトヤスック（治政館）が、元J-NETWORKウェルター級3位の小原俊之（キング･ムエ）と対戦する。69kg戦（3分3R）。
　小原は今年4月、元WKBA世界スーパーウェルター王者・緑川創にTKO勝利の大金星を上げている。対してモトヤスックは昨年8月に緑川に判定負け。モトヤスックは勢いづいている小原を止められるのか。