【Krush】佐々木大蔵、王座防衛に自信!2日後のTHE MATCH参戦の武尊、野杁正明、山崎秀晃に「いい波を作りたい」
6月17日(金)に開催される『Krush.138』(東京・後楽園ホール)の前日計量が、16日都内にて行われた。計量はプレリミナリーファイト12試合の計24選手が行い、1人を除いて全員がパスした(計量結果は対戦表参照、齋藤紘也のみ契約体重オーバー。ハンデをつけて試合決行)。
計量が終わると、各選手がスーツに着替えての記者会見が実施された。ともに64kgで計量をパスしたKrushスーパーライト級タイトルマッチで対戦する、王者・佐々木大蔵(31=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と寺島輝(25=TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)が登壇した。
肩にベルトをかけて会見に参加した佐々木は、「一戦一戦試合を重ねるにあたって、格闘技と向き合う時間が増えていく中で、追求心、愛が深まることを実感しています。いつ満足する時がくるんだろうと思っています。でも、1人では生きていけません。みなさんに生かされていることを感じています。こうして大会を開いていただくことも感謝していますし、成長する姿をファンの人たちに見せられたらいいなと思っています」と挨拶した。
この言葉を受けた寺島は意気込みを聞かれて、「素晴らしいチャンピオンが相手なんで、他の試合があるからどうとか、ベルトがジムに2本揃うからとか(同じジムの大沢文也がベルトを獲得)、この大会の近くにTHE MATCHやK-1の試合があるからどうのではなく、俺は俺らしく戦うだけです」とコメントした。
明日の大会の2日後は、東京ドームでTHE MATCHが開催される。格闘技ファンの目がそこに集中することは仕方がないとはいえ、K-1グループの仲間も多く出場する。とくに佐々木の所属するKRESTからは、武尊・野杁正明・山崎秀晃の3人の試合が組まれている。意識しているか質問が飛ぶと佐々木は「THE MATCHには仲間が出るので、刺激を受けている部分もあるし、だからこそ自分も刺激を与えていきたい」と相乗効果があるという。
あえて勝敗について聞くと、「いいバトンを渡したいと思いますが、それで左右される3選手ではないので。でも、いい波を作りたいという思いはあります。勝敗は、もちろん3戦3勝ですね。お互いにそれを望みながら僕もやってきたので、明日はいい試合を見せたいです」と語った。
佐々木が週末のビッグマッチに向けていい風を呼び込むためにも、ここはタイトル防衛を果たしてつなぎたいところ。勢いのある寺島が、それを阻止できるかが、この試合の見どころになりそうだ。明日のKrushは、どんな結末が待っているのだろうか。
<2人の近況>
佐々木は20年2月にKrushで2階級制覇を達成。自身の戦いを”アート”と評し、不可思や大和哲也、安保瑠輝也、ゲーオ・ウィラサクレックなど数々の強豪たちと、持ち前のテクニックを武器にしのぎを削って来た。前戦となる今年2月のK-1大会でブラジル強豪のヴィトー・トファネリをフルマーク判定勝利で完封し、連勝記録を9に伸ばした。
対する寺島は極真空手や伝統派空手で培った強烈な蹴り技や多彩なコンビネーションで、20年3月の山崎秀晃戦までデビュー以来無敗の4戦4勝(3KO)と勢いに乗っていた。昨年に松本篤人、鈴木勇人を撃破し、現在2連勝と波に乗っている。
<計量結果>
▼メインイベント(第10試合)Krushスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)→65.00kg
vs
寺島 輝(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)→65.00kg
▼セミファイナル(第9試合) Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
横山朋哉(リーブルロア)→59.95kg
vs
石田勝希(RKS顕修塾)→59.85kg
▼第8試合 Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
野田哲司(PURGE TOKYO) →60.00kg
vs
松本涼雅(team ALL-WIN)→59.85kg
▼第7試合 Krushフェザー級/3分3R・延長1R
兼田将暉(RKS顕修塾)→57.40kg
vs
林勇汰(FLYSKY GYM)→57.50kg
▼第6試合 Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
目黒翔大(優弥道場)→59.90kg
vs
松山勇汰(TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)→59.90kg
▼第5試合 -75kg契約/3分3R・延長1R
ブハリ亜輝留(WSRフェアテックス幕張)→74.80kg
vs
EITO(ALONZA ABLAZE)→74.85kg
▼第4試合 -75kg契約/3分3R・延長1R
パク・ヨハン(韓国/ZEEK GYM)→74.95kg
vs
鈴木健太郎(E.S.G)→74.80kg
▼第3試合 Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R
齋藤紘也(WSRフェアテックス三ノ輪)→66.90kg(1.9kgオーバー)
vs
塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)→64.90kg
※双方合意のもと、試合を決行。齋藤は減点2、グローブハンデ(齋藤は10オンす、塚本は8オンス)、齋藤はファイトマネー30%減額
▼第2試合 Krushライト級/3分3R・延長1R
伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ)→62.35kg
vs
南雲大輝(スタースポーツクラブ)→62.30kg
▼第1試合 Krushライト級/3分3R・延長1R
明戸仁志(ALONZA ABLAZE)→62.45kg
vs
弘輝(WORLD TREE GYM)→62.40kg
▼プレリミナリーファイト第2試合 Krushスーパー・ライト級/3分3R
坂本優輝(PURGE TOKYO) →64.95kg
vs
龍(team ALL-WIN)→64.95kg
▼プレリミナリーファイト第1試合 Krushフライ級/3分3R
YASSY(K-1 GYM HIKARIMACHI TEAM BEAST)→50.85kg
vs
石郷慶人(K-1ジム福岡チームbeginning)→51.00kg
※大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)がTHE MATCH 2022出場でYASSYが代役に
▶次ページは、【フォト】佐々木と寺島のバキバキボディ計量とフェイスオフ
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