【ボクシング ヘビー級】ウシクがジョシュア下し統一王座防衛、4団体へ残るWBC王者フューリーに対戦要求「引退していないと確信している」
8月20日(日本時間21日)サウジアラビア・ジッダにて[WBA&IBF&WBO統一世界ヘビー級タイトルマッチ]が行われ、統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)が、前統一王者アンソニー・ジョシュア(英国)をを2-1のスプリット判定で下し、リマッチに勝利。初防衛に成功した。
ウシクは前回よりも苦戦を強いられたが、ジョシュアのパワーパンチに対し、アウトボクシングと回転率の高い連打でリード。勝利後はマイクで4団体統一へ残るWBCヘビー級王タイソン・フューリー(英)に対戦要求した。
【動画】ウシクのディフェンスと手数、ジョシュアのパワーヒット、その激闘
ウシクは「タイソン・フューリーはまだ引退していないと確信している。また、彼は私と戦いたいと思っているとも確信している。タイソン・フューリーと戦わないのであれば、私はもう試合をしない」と引退を示唆する発言をした。
そのフューリーは4月にKO防衛後に引退を表明。しかし、SNSで8月9日に引退を撤回するも、わずか3日後に再び引退発言するなど引退には懐疑的な見方がされている。
フューリーは果たして試合をするか、またはフューリーが王座を返上し、新王者が決まった上で統一戦を行うのか。そうなった場合、時間は要しそうだ。4団体統一の動向に注目していきたい。
【今回のウシクvsジョシュア2 主な試合展開】
1R、圧力をかけるジョシュアにサウスポーのウシクは足を使い右のジャブを細かく出し右をヒットさせる。ジョシュアはボディを中心に攻める。
2Rにジョシュアは開始早々に右のボディストレート、中盤には左レバーブローを当てるなど、動き回るウシクに的の大きいボディを中心に上下を打ち分ける展開。
3Rからウシクの手数が増え始め、4Rには連打でジョシュアを下がらせ、顔を跳ね上げるなど優勢に。ジョシュアはウシクの動きを狙い単発気味だ。以降もこのようなウシクの優勢な展開が続く。
しかし8Rからジョシュアがボディ連打でウシクをロープまで下がらすなど優勢に。そのボディにウシクは右フックをカウンターでヒットさせる場面も。
9Rにはジョシュアが圧倒。細かいボディ攻撃でウシクの動きが鈍くなり始め、中盤に左フックで動きを止めると、そこから連打、ボディ、アッパー、フックとヒットし、ウシクは防戦一方に。ウシクは時折反撃しながらもこのラウンドを凌ぐ。
10Rにはウシクが反撃、連打に次ぐ連打でジョシュアを下がらせる。ジョシュアは右の一発を当てるが、ウシクがアッパーをヒットさせるなど、回転の早い連打で手が出ない。
11R、ウシクの連打の打ち終わりにジョシュアはボディを連打しロープを背負わすなど一進一退の展開。ジョシュアのボディ狙いの一発にカウンターの3連打など、ウシクの巧さも光る。
最終ラウンドにはウシクの連打が優勢に。ジョシュアはウシクに右の一発を見舞うもウシクの動きを追いきれず。判定はジャッジの1人が115-113でジョシュアを支持したが、115-113、116-112で2者はウシクを支持しスプリット判定でウシクが勝利し3つのベルトを防衛した。
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