【海外ムエタイ】福田海斗がメインで超強豪ローグンと対戦=9.30ランシットスタジアム
本場タイで活躍中の福田海斗(タイでのリングネーム=カイト・ウォーワンチャイ/キング・ムエ)が、9月30日(金)ランシットスタジアムにて開催されるペッティンディー興行『スック ムエマンワンスック』メインイベントに出場、現在トップ戦線で活躍するローグン・ダーブランサラカーム(タイ)との対戦が発表された。
福田は8月19日のRWS(ラジャダムナンスタジアムワールドシリーズ)に出場すると、前回7月に対戦しドローだったペットー・ファイタームエタイを肘でKO、超満員のラジャダムナンスタジアムのファンを熱狂させた。
この勝利は業界関係者からも高く評価され、122ポンド(スーパーバンタム級)ではペッティンディープロモーションの代表選手の一人となっている。True4U同級王者のディーゼルレックとのタイトル戦も取り沙汰されたが、両者の試合日程が合わず見送られた。
今回の対戦相手に指名されたローグンはウボンラーチャターニー出身の23歳、人気TVマッチ『スックムエタイ7シー』のトップ選手として活躍し、“プーンスア”(タイガーセメント)トーナメント優勝の実績を持つ。K-1にも出場したジャオスアヤイ・ソーデッチャパンにもKO勝ちしたこともある。
2020年からはペッティンディー系の興行に参戦し、今年5月には現王者のディーゼルレックも撃破、7月にはボクシングのリングにも上がりABF(アジアボクシング連盟)122ポンド王座も戴冠、パンチでのKOも多く危険なファイターだ。直近では今月9日『スック ムエマンワンスック』で元ラジャダムナン122ポンド(スーパーバンタム級)王者のサオエークに敗戦も、福田と同じくこの階級を代表するトップ選手だ。
ムエタイマスコミ関係者の話では「カイトとローグンでは格が違う、カイトが負けたとしてもキャリアに傷はつかないが、もし勝ったらこれは凄いことだ。ローグンはディーゼルレックにも勝っているし、事実上のスーパーバンタム級のトップ対決になるだろう」と、この試合の重要さを強調していた。
福田は日本人選手としては藤原敏男氏以来とも言えるほどのタイ本国での活躍ぶりだが、この一戦のさらなる試練を乗り越えて、正真正銘のトップ選手としての地位を築くことができるか。
『スック ムエマンワンスック』
9月30日(金)タイ・ランシットスタジアム
▼第4試合 メインイベント 123ポンド契約
カイト・ウォーワンチャイ(福田海斗/キング・ムエ/IMSA世界スーパーバンタム級王者、元タイ国プロムエタイ協会フライ級王者、元True4Uスーパーフライ級&バンタム級王者、元WPMF世界フライ級王者)
vs
ローグン・ダーブランサラカーム(タイ/“プーンスア”トーナメント優勝/ABFスーパーバンタム級王者)
▶︎次ページは【フォト】福田の前戦、ヒジ打ちが相手の右目にヒットする瞬間
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