2022/10/12（水）UP
（最終更新：2022/10/12 19:06）

”格上”の白鳥を相手に自信を持つYA-MAN

　10月15日（土）東京・大田区総合体育館で開催される『RISE WORLD SERIES』のSuper Fight!スーパーライト級（-65kg）で、白鳥大珠（TEAM TEPPEN/RISE WORLD SERIES 2019 -61kg級王者）と激突するYA-MAN（TARGET SHIBUYA）が公開練習を行った。

【動画】YA-MANが芦澤竜誠に強烈パンチをヒット！芦澤は立ち上がれず

　ボクシングミットにコンパクトな鋭い打撃を放っていったYA-MANは「THE MATCHが終わってから今までで一番格闘技を練習してる。今までで一番格闘技は強い」と胸を張る。

YA-MANのパンチが芦澤竜誠にヒット！

　YA-MANは真っ向勝負を信条とし、21年5月よりRISEでスタートしたオープンフィンガーグローブマッチでは3連勝、大晦日のRIZINで皇治に勝利するなど大ブレイクを果たしたファイター。今年6月の『THE MATCH 2022』では、K-1の芦澤竜誠を初回KOし、絶好調だ。

　相手の白鳥についてYA-MANは「むかし名前があった選手って感じ。今はバッとしない落ち目の選手」と一刀両断する。

　その白鳥は卓越したテクニックを武器とし、19年2月には第5代RISEライト級王者を戴冠。同年9月にはRISEワールドシリーズに優勝し世界王者に。昨年はRIZIN KICK ワンナイトトーナメントで優勝と、輝かしい実績を残してきたが、近年は原口健飛や直樹に敗北。今年6月『THE MATCH 2022』ではゴンナパー・ウィラサクレックにKO負けを喫した。

　最近の白鳥の不調ぶりについては「もう一つしかない、練習してないだけ。六本木で飲みすぎなんで」とこれもバッサリ。
　試合展開は「1分以内で終わらせる。いつ終わるか分からないっていうハラハラ感で見てもらいたい」と早期決着で片を付けるとする。

　自身のYouTubeでは朝倉未来や魔裟斗、ボクシング世界王者の京口紘人らトップファイターと積極的にコラボしているが、とくに朝倉とはMMAの出稽古に行くなど距離が近いようだ。
　朝倉に戦略を組んでもらっているという話が出ると、YA-MANは「言えないですよ、戦略ですもん」と口を閉ざす。

　しかし朝倉の戦略の立て方については「やっぱり凄い。それ通りに事が進むんで。あの人の試合予想とか見てると、この前のRIZINとか多分全試合予想を当ててて、堀口選手と金太郎選手に関しては肩固めまで当てていた。あの人本当に見聞色の覇気があるんじゃないかっていうぐらい未来が見えてる」とかなり入れ込んでいるようだ。

　続けて「アドバイスを聞いて、それを落とし込んでいけば負けることはないかな」と朝倉直伝の戦略に絶対の信用を置く。

　今回の試合には、児童養護施設の子どもやシングルマザーの家族を200名招待する。きっかけは児童養護施設にキックボクシングを教えに行ったことだと言う。

　YA-MANは「THE MATCHが終わって『これから先何を目指していこう』みたいな凄い喪失感があって。でも子供達が自分が来ただけですごい喜んでくれて。『試合を見て勇気をもらいました』っていう言葉をみんなから言ってもらえて、俺キックボクシングやってて良かったなってその時に思ったんですよ」と子どもたちの言葉に目を開かれたと言う。

「別に自分はチャンピオンになりたいとかはないですし、だから一つの自分のキックをやる理由としてそれがいいなと。その人たちのためにキックやってるのが今の自分」と自分を見て何かを持ってほしいと思って呼んだと語る。
　YA-MANは子どもたちの前で、強敵を倒し、笑顔を勝ち取ることが出来るか。

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