2022/10/18（火）UP
（最終更新：2023/01/29 22:52）

龍聖が韓国王者と対決

　11月19日（土）後楽園ホールで開催される『KNOCK OUT 2022 vol.7』の対戦カード会見が行われ、参戦決定していたKNOCK OUT-BLACKフェザー級王者・龍聖（21=NOPPADET GYM）の相手が発表された。韓国MKF -60kg王者グ・テウォン(21)と[KNOCK OUT-BLACKフェザー級]のスーパーファイト（3分3R延長1R）で対決する。

【動画】龍聖の相手テウォン、バックスピンキックで一撃KOの瞬間！

　KNOCK OUTのエース・龍聖の相手は、アグレッシブな階級上の韓国王者に決定した。龍聖は現在12勝無敗で、7月にはRIZINに初参戦し3RTKO勝利。9月のKNOCK OUTでは小笠原裕典を秒殺KOし、その勢いは止まらない。
　二度目の対外国人ファイターとなり、1度目は今年4月、スペイン王者ジラフィティと戦ったが、相手のバネのある攻撃に手を焼き、延長2-1で辛勝している。

今年4月、初の外国人戦は辛勝した龍聖（右）

　対するテウォンは龍聖と同じ21歳で、戦績は14勝（8KO）6敗。一発の威力を持ち、前へ出るアグレッシブさと、華麗なフェイントも駆使するテクニックも併せ持つ。今年3月の韓国格闘技イベント『MKF 2022レボリューション』では、バックキックで2R一撃KO勝利し、-60kgのベルトを巻いた。今回はフェザー級（-57.5kg）に落としての試合となる。

　会見で龍聖は、テウォンの印象について「憎たらしいというか、ガンガン来るなと。自分と似ていると宮田さん（プロデューサー）にも言われたが、僕より雑。1Rで終わっちゃうかな」と余裕を見せる。

前戦、わずか66秒でKO勝利した龍聖＝今年9月

　対するテウォンは会見には欠席したが、SNSで「ついにチャンスが来た。世の中の人にグ・テウォンという名前を刻印させてくる」と士気が高い。

　龍聖は今夏、長年所属していたTRY HARD GYMから円満離脱し、今回からトレーナーのノップ氏が立ち上げた『NOPPADET GYM』所属となる。龍聖は「（ジムの）未来は僕にかかってるんで、突き抜けていきたい。皆が驚くような試合をしていくことが近道。一瞬で殺すよう試合を見せたい」と新ジムを引っ張ってゆくと自覚を見せる。

　最近韓国勢の活躍が目立つ。今月15日にはRISEスーパーフェザー級王者のチャンヒョン・リー（韓国）が中村寛に2RKO勝利。RIZINでも韓国ROZD FC王者キム・スーチョルや、女子スーパーアトム級トーナメントではパク・シウが勝ち上がるなど活躍を見せる。

　それを受け龍聖は「韓国人の選手も気持ち強いんですけど、意識飛んじゃえば気持ちとか関係ない。僕も身体作っていくんで何の問題もない」と韓国人選手特有の気持ちやフィジカルの強さも切って捨てると豪語した。

連敗の老沼は再起できるか

　また、元REBELS-REDスーパーフライ級王者・老沼隆斗（STRUGGLE）の1年ぶりのKNOCK OUT参戦の相手も発表された。
　［KNOCK OUT-RED -50.8kg契約（3分3R・延長1R）］で、先日引退した同門の4冠王・松崎公則のラスト試合の相手を務めた、阿部晴翔（チーム・タイガーホーク）と対決する。松崎との試合は阿部が判定勝ちしたが、リベンジ出来るかも見どころだ。

　老沼は会見で阿部について「回転が速く、パンチでのKOが多くパワーがある」と警戒。しかし「いつも通り蹴りまくってやろうかな」と得意の蹴り技で撃退するつもりだ。
　今回は老沼の要望でフライ級（約50.8kg）での対戦となる。老沼は「良い試合をして活躍すれば、タイトルも作っていただけるかなと勝手に思っている」と現在KNOCK OUTには存在しないフライ級のベルト創設に向けて、勝ちを狙う。

▶次のページ：【動画】龍聖の相手テウォン、バックキックで一撃KO！トリッキーなフェイントも