2022/12/01（木）UP
（最終更新：2022/12/01 17:25）

シナ・カリミアン（左）とカルロス・ブディオ

　12月3日（土）エディオンアリーナ大阪で開催される『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』のK-1ヘビー級（3分3R・延長1R）で対戦するシナ・カリミアン（イラン/SINA ARMY）とカルロス・ブディオ（ブラジル/ブラジリアンタイ）のインタビューが公開された。

【動画】カリミアンが怒涛のラッシュで圧巻KO勝利

【見どころ】

強烈な左を当てるカリミアン（2022年9月）

　カリミアンは、18年に初代K-1クルーザー級王座決定トーナメントで優勝し、K-1WORLD GPクルーザー級王座を戴冠。20年にK-JeeにKO負けして王座を失ったが、昨年3月にK-Jeeにリベンジし王者に返り咲いた。今年6月の『THE MATCH』では山下力也に判定勝利、9月には『K-1』にて実方宏介とK-1スーパー・ヘビー級で戦いKO勝利している。

　対するカルロス・ブディオは、ダニロ・ザノリニが主宰するFIGHT DRAGONブラジル大会で王者となり、19年には韓国で行われたKTK WORLDヘビー級タイトルマッチで勝利した。

　現クルーザー級（-90kg）王者のカリミアンだが、前回はスーパー・ヘビー級（100kg以上）で前日計量時20kg以上重い相手をKOしており、今回ヘビー級（-100kg）でも豪快KOに期待される。

【選手データ】

シナ・カリミアン（34=SINA ARMY）身長200cm　出身イラン・エスファハーン
構え：右　戦績：16戦 14勝(7KO) 2敗 0分、初代・第3代K-1 WORLD GPクルーザー級王者

カルロス・ブディオ（33=ブラジリアンタイ）身長180cm　出身ブラジル・ペルナンブーコ
構え：右　戦績：19戦 17勝(13KO) 2敗 0分、FIGHT DRAGON -90kg王者、KTK WORLDヘビー級王者

【この試合に向けた意気込み】（11月30日主催者提供）

パンチを放つカリミアン（右／2021年3月）

シナ・カリミアン

（前戦での手ごたえ）
　計画通りの戦いが出来たと思うよ。良い準備ができていたし、集中して戦うこともできた。

　戦いは階級や体重ではなくハートで決まる。勇敢なハートがなければどの階級で戦っても勝てないだろうし、逆にそのハートがあれば階級や体重に関係なく戦えるものだ。

（練習について）
　私はバダ・ハリのことを尊敬していて、彼がいるジムで練習したいと思って、Mike’s Gymで練習しようと思った。初めて来たときはとてもハードだったが、今はとてもいい練習ができているよ。Mike’s Gymでは初代K-1ヘビー級王者のアントニオ・プラチバットや世界のトップファイターたちと練習している。

　まさにARMY（軍隊）だよ。オランダに来ると食べる・寝る・練習する以外のことはやらない。Mike’s Gymには練習中には水を飲んではいけないという古いルールもあって、まるで軍隊のような日々を過ごしている。

ダイナミックな蹴り技を見せるカリミアン（2021年9月）

（対戦相手について）
　相手が誰であっても構わない。自分のことにフォーカスして、リングに上がったら相手をKOすることだけを考えて戦う。

　日本人で自分と戦える相手はもういないと思う。これから欧米の選手と戦っていくことは問題ないよ。

（クルーザー級、ヘビー級、スーパー・ヘビー級、どれが適正階級か）
　全ての階級が適正階級だよ。K-1で重量級を3階級制覇することが今の目標だよ。

（K-1ヘビー級王者のロエル・マナートについて）
　彼はK-1チャンピオンだと言っているが、もう何年もK-1で試合をしていない。ロエル、君はどこで何をやっているんだ？　私はここにいるよ。

カルロス・ブディオ

カルロス・ブディオ(C)K-1

（K-1参戦について）
　昔からK-1が好きで、ピーター・アーツ、アンディ・フグ、フランシスコ・フィリォの試合をよく見ていた。今までファイターとしてやってきたことがようやく成果になったと思う。K-1のリングに上がれることは凄く嬉しいし、いいパフォーマンスを見せたい。何度も言っているが、私の目標はただ一つ。K-1のチャンピオンになることだ。

（対戦相手・カリミアンについて）
　強いと思っているが、“普通”の選手だ。しっかり準備して絶対に倒して勝つ。
　相手は2mの身長があり、リーチも長い。でも私のパンチが当たれば倒れると思うよ。

（試合について）
　アグレッシブさとパワーで相手を倒すことだ。私はアグレッシブファイターなので常にKOを目指して戦っている。自分のパワーと気持ちの強さをK-1ファンにもお見せしたい。
　アグレッシブな試合をしてパンチで倒すことしか考えていない。

（試合への意気込み）
　PRIDEでヴァンダレイ・シウバを応援していたファンの皆さんは、同じブラジル人の僕のことも応援してください。僕の奥さん、子供は今ブラジルにいます。この試合で相手を倒してチャンピオンになって家族を喜ばせたいです。100％の力を出し切ります。

☆この大会の詳細、対戦カード、チケット情報など

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