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【女子ボクシング】晝田瑞希、刺す左ストレートで谷山佳菜子からダウン奪取、WBO世界王者に

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2022/12/01(木)UP

晝田瑞希が谷山からダウンを奪う判定勝利で世界王者となった

 12月1日、東京・後楽園ホールで開催された[プロボクシングWBO女子世界スーパーフライ級王座決定戦] で、前日本女子フライ級王者・晝田瑞希(ひるた・みずき/26=三迫)が前日本女子バンタム級王者・谷山佳菜子(35=ワタナベ)をダウンを奪う判定で下し、プロ4戦目、国内最速タイで見事世界王者に輝いた。

【フォト】晝田の刺すような左が炸裂し谷山ダウン!昨日のビキニ計量も

 晝田はアマチュアボクシングで全日本女子選手権2階級制覇した強豪。当てさせず当てる技術はピカイチだ。アマ時代、東京五輪で金メダルを獲得した入江聖奈と五輪出場枠を争った実力を持つ。
 谷山は極真会館(松井館長)の世界女子選手権で2連覇。キックボクシングに転向するとJ-GIRLSやホーストカップで王者に。18年に膝の故障のためプロボクサーに転身、今回、念願の世界タイトル戦に挑んだ。

 1R、晝田はサウスポーからジリジリ圧力をかけ、右ジャブから右フック。そして左ストレートをヒットさせる。リング中央を取る晝田は、2Rも右のジャブ、そして左ストレートをヒットさせ、優勢に試合を進める。

晝田の刺すような左ストレートが度々ヒット、バランスを崩す谷山

 3Rになると、晝田の左ストレートをしっかりバックステップでかわす谷山。そこから攻めに転じるも、晝田もカウンターで返し連打を許さない。

 以降も谷山が入ってくるタイミングで前手の右フックを合わせ、飛び込むような左ストレートも入れるなど、優勢に試合を進めた。晝田は遠間からフェンシングのようなステップから突き刺す左ストレートを顔面、ボディへ度々ヒットさせ、7Rにはその左ストレートを顔面にヒット!谷山からダウンを奪った。

世界王者となった晝田

 尻餅をつくようなダウンで、すぐに立ち上がった谷山は追い上げるべく攻める。単発でヒットも奪うが、晝田のカウンターで連打を阻まれ自分のボクシングをさせてもらえなかった。
 判定は3-0(99−90、100−89×2)と大きく差をつけ晝田が新世界王者に輝いた。

 晝田はリング上のマイクで「すごくホッとしています。本当に三迫ジムの皆さん、会長をはじめ皆さんのおかげで取れたベルトだと思っています。いい1年の締めくくりになりそうです。ありがとうございます。来年はもっともっと大きい舞台でもっと強くなって戦えるように頑張るので、皆さん一緒に戦ってください」と呼びかけ、最後に「もっともっと強くなって最強無敵でスーパースターになるので、応援よろしくお願いします」と意気込みを語った。

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