【ONE】初のアメリカ大会を開催、メインは王者ジョンソンvs元王者モラエス3度目の対決=5.6
アジア最大の格闘技団体『ONE Championship』が、初のアメリカ大会を行うことが発表された。2023年5月6日(土・現地時間)アメリカ・コロラド州ブルームフィールドにて『ONE Fight Night 10』が開催され、メインイベントでは[ONEフライ級世界タイトルマッチ]として王者デメトリアス・ジョンソン(米国)vs前王者のアドリアーノ・モラエス(ブラジル)の3度目の対決が行われる。
【動画】ジョンソンが顔面ヒザ蹴りで逆転KO!モラエスにリベンジを果たす
両者は今回3度目の対戦となる。
1度目は昨年4月に行われ、フライ級GPで優勝したジョンソンがモラエスの持つ王座に挑んだ。ジョンソンは元UFC世界フライ級王者として下馬評有利だったが、モラエスが2Rに衝撃のグラウンド膝でKOし、初防衛に成功した。
2度目は今年8月、ジョンソンが再びモラエスの持つ王座に挑んだ。劣勢だったジョンソンだが4Rに右ストレートでダウンを奪い、倒れ込むモラエスの顔面にヒザ蹴りでKO勝利。王座奪取とリベンジを果たしている。
今回ONE初のアメリカ大会開催となるが、北米ではニュージャージー州アスレチック・コミッションが制定した統一ルール(ユニファイドルール)が採用されている。
一方ONEはグローバル総合格闘技ルールを制定しており、ユニファイドでは認められていないグラウンドでの膝蹴りや、ハイドレーションテスト(尿比重テスト)など計量システムの違いもある。
ONE創始者兼CEOのチャトリ氏は「コロラド州のアスレチック・コミッションの支援に心から感謝申し上げます」とコメントしており、ONE特有のルールやシステムも、アスレチック・コミッションに認められたということになるだろう。
コロラド州はUFCが第一回大会(於デンバー)を開いた地であり、今回開催されるブルームフィールドの近隣でもある。画期的とも言える今回の大会で、元UFC王者のジョンソンが自国で勝利を見せるか。アメリカン・トップ・チームで練習を積みながらONEルールで育ったモラエスが王座を奪還してみせるのか。
■デメトリアス・ジョンソン:UFC世界フライ級王者として歴代最多の11度防衛を記録した”史上最高のパウンド・フォー・パウンド”。現在RIZINバンタム級で王者として活躍する堀口恭司と15年4月にタイトルマッチで対戦し、試合終了間際にアームバーを決め、一本勝ちを奪った。18年にONEへ電撃移籍し、19年3月に開幕したフライ級WGPでは、若松佑弥、和田竜光、ダニー・キンガッドを下し、グランプリを制した。21年4月にアドリアーノ・モラエスの王座に挑むも一本負け。しかし今年8月、見事な逆転KO勝利でモラエスから王座奪取した。
■アドリアーノ・モラエス:13年11月からONEに参戦すると、漆谷康宏、ランボー宏輔、渋谷莉孔ら日本勢を撃破。ランキング上位につけるダニー・キンガッド、カイラット・アクメトフにも勝利している。19年1月、王座を奪ったジェヘ・ユスターキオをダイレクトリマッチで下し再び王座を手にした。21年4月には”最強挑戦者”デメトリアス・ジョンソンをKOで撃破。今年3月には若松佑弥を一本勝ちで退けV2。しかし8月に再びジョンソンの挑戦を受け、KOで王座陥落した。
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