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金原正徳がRIZINのベラトール対抗戦分析「サトシとクレベルは10回やって10回とも微差で負ける可能性」

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2023/01/11(水)UP

金原正徳が昨年大みそかのRIZIN40を分析(『金原正徳の金ちゃんTV』サムネイルより)

 昨年大みそかに行われた『RIZIN.40』は、RIZINのトップファイターがベラトールと全面対抗戦5試合に出場したが、すべて敗退というショッキングな結果に終わった。
 だが、試合によってはRIZIN側の選手が勝っていたのではないかという声が浮上している。それほど、肉薄していたと思われる試合があったのも事実だろう。そんな中、10日にRIZINファイターの金原正徳が、自身のYouTubeチャンネルでベラトールとの対抗戦について独自の理論で分析した。

【フォト】AJマッキーの強烈な打撃がサトシを襲う!金原の分析動画も

 金原は番組の冒頭で、「あくまでも僕個人の感想です。判定批判ではありません」と前置きした上で、ベラトールとの対抗戦の判定について話を進めていった。

 まず金原は、RIZINの判定基準について触れ、各ラウンドごとの判定ではなく1R(ラウンド)5分の計15分間のラウンドマスト判定で、相手に与えたダメージ(50ポイント)、アグレッシブネス=積極性(30ポイント)、ジェネラルシップ=主導権支配率(20ポイント)の計100ポイントで構成、攻防によってどちらが有利だったのかを数値化できるようになっていると説明した。

 以下は、金原が分析した試合展開と結果、コメント。

【武田光司vs.ガジ・ラバダノフ】(※武田の0-3判定負け)

武田(左)はラバダノフ(右)の猛攻を受けるが善戦した

<試合展開>
 1R、武田は右ストレートを被弾してダウン。立ち上がった武田にラバダノフがヒザ蹴りで追撃。組みつき、しのぐ武田。
2R、武田はタックルを切られるがそのままラバダノフをコーナーに押し込む展開に。
3Rは前進していく武田に、ラバダノフがコーナーに押し込む。そして武田をリフトし、テイクダウン。だが、武田は体を動かし立ち上がる。ラバダノフがタックルにくると武田はこれを切り、頭部をガブってヒザ蹴りをヒット。両者コーナーに押し込み合う展開。ここから逃れた武田は蹴りを放つがスリップして倒れてしまい、ラバダノフが押さえつけたところでタイムアップ。判定3-0でラバダノフが勝利した。

◎金原コメント
「最初に武田選手がパンチでダウンを取られてしまって、50ポイントが相手についてしまいました。勝つためには、アグレッシブネスとジェネラルシップを取ってもドローなので、ダウンを取り返さないとダメなんです」

【キム・スーチョルvs.フアン・アーチュレッタ】(※スーチョルの1-2判定負け)

判定でスーチョル(右)が勝っていたとも言われるアーチュレッタ(左)との激戦

<試合展開>
 1Rは互いに近い距離からフックの打ち合い。スーチョルがギロチンを仕掛ける。アーチュレッタは脱出するとヒジ打ち連打。
2Rはスーチョルが積極的にフックで攻めると、アーチュレッタが両足タックルでテイクダウン。スーチョルがカーフを入れると、アーチュレッタの足が大きく流れる展開も。
3Rも殴り合い。スーチョルが右カーフを入れると、アーチュレッタがバランスを崩す。さらにアーチュレッタが前蹴りを出すと、自分で転んでしまう場面も。すかさず右腕で首を取りにいくスーチョルだが、アーチュレッタに抜けられる。この攻防が続き、判定勝負へ。判定2-1でアーチュレッタが制した。

◎金原コメント
「ダメージは差がなくて、アグレッシブネスかジェネラルシップのどちらを取るかだと思いました。ジェネラルシップは、つねにアーチュレッタがゲームコントロールをしていたように感じました。スーチョルが仕掛けて、これをアーチュレッタが返す展開。アグレッシブネスがスーチョルについてもおかしくなかったと思いました」

▶次ページは、扇久保博正vs.堀口恭司、クレベル・コイケvs.パトリシオ・“ピットブル”・フレイレ、ホベルト・サトシ・ソウザvs.AJ・マッキーの分析

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