皇帝ヒョードル、ラストマッチ会見で“最も重要な試合”は日本のあの試合
2月4日(日本時間5日)に米カリフォルニア州ロサンゼルスで開催される総合格闘技イベント『Bellator 290』の記者会見が行われ、メインイベントのヘビー級タイトルマッチにて王者ライアン・ベイダー(39=米国)に挑戦する元PRIDEヘビー級王者のエメリヤーエンコ・ヒョードル(46=ロシア)が出席。今回の試合を自身の“ラストマッチ”とするその心境を語った。
【動画】衝撃のKO!皇帝ヒョードルの豪腕フックで巨漢ジョンソンが轟沈
ヒョードルにとってベイダーは因縁の相手。両者は19年1月のベラトール・ヘビー級トーナメント決勝で対戦したが、ヒョードルはベイダーの強烈な左フックをもらい、わずか35秒の秒殺TKO負け王座を逃した。
世界最強の称号を持つ皇帝とってその時の屈辱を今でも忘れておらず、ヒョードルは以前から引退試合はベイダーと戦いたいと発言。
さらに、この要求を説得力あるものにと、ヒョードルは21年10月のロシア大会で2年ぶりの復帰戦にも関わらず、いきなりヘビー級2位のティモシー・ジョンソンと対戦し初回KO勝利。このことにより、ヒョードルvsベイダー戦が決定した。
会見でヒョードルは挑戦を受けてくれた王者ベイダーに対し感謝の気持ちを述べると「これでようやく現役を終えることができる」と笑顔。今年47歳の年齢を迎えることに「(それでもタイトル戦で戦えることを)自分でも驚いている。支えてくれるチームのお陰だ。私自身はこれまでの長いキャリアで培った技術を維持し、熟成させてきたことがここにいる理由だ」と語った。
また、これまでのキャリアで最も重要な試合は何と問われると「日本で最初にノゲイラとベルトをかけた試合」と即答。2003年3月の『PRIDE25』のヘビー級タイトルマッチで、当時の王者アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジル)に挑戦。20分間の激闘を制し、見事にPRIDE王者に輝いた、伝説の名勝負だ。特に日本のファンにとって嬉しいヒョードルの答えだった。
一方、対戦相手のベイダーは自分のより挑戦者のヒョードルの方に注目が集まっている状況に「フラストレーションはない。当然のことだと思う。むしろ、レジェンドと戦えることは光栄だ。自分がもし格闘ファンの立場だたら、同じようにヒョードルの応援するよ。私はちゃんとやるべきことをやるだけ。ベルトを防衛にして前に進むだけだ」とコメント。
戦いについては「前回の対戦は35秒ですぐ終わったから、参考にならない。今回は全く新しい戦いになるはずだ。25分間、キャリア最高の状態のヒョードルると戦うイメージで準備をしてきた」と、油断を見せたい構えだ。
果たして、ヒョードルはラストマッチで有終の美を飾ることができるのか。
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