“ラストマッチ”KO負けのヒョードル、引退を決意した理由語る=試合後会見
2月4日(日本時間5日)に開催された『Bellator 290』メインイベントで引退試合を行った総合格闘技界のレジェンド、エメリヤーエンコ・ヒョードル(46=ロシア)。大会後の記者会見で、試合の感想や引退を決意した理由などを語った。
【フォト&動画】ヒョードルが血を流し倒れる、連打を浴び流血TKO負けの瞬間
ヒョードルはヘビー級タイトルマッチで王者ライアン・ベイダー(米国)と対戦。4年前にヒョードルはベイダーにわずか35秒でTKO負けしており、その雪辱を晴らし有終の美を飾れるかに注目が集まっていた。
しかし、試合序盤、ヒョードルはベイダーの鋭いジャブ、左フック、右クロスを被弾しダウン。そのまま上からパウンド、鉄槌、ヒジの猛打を浴び続け、初回TKO負けとなった。
試合後、ホイス・グレイシー、ダン・ヘンダーソン、マーク・コールマン、クイントン“ランページ”ジャクソンら戦友達がケージ内に入り、ヒョードルと握手を交わす場面が見られた。
ヒョードルは大会後の会見に出席。引退試合について「やりたい事が出来なかったので、悔しい思いはある。その一方で、多くの人達が声援を送ってくれて、過去20年間の歴戦のライバル達が自分の試合を側で見届けてくれたことにとても満足している」と笑顔。
引退を決意したことについて「とても満足している。(引退の)1番の理由は年齢だ。これまでの戦いで生じた数々の怪我がその事を気付かせた」と年齢と数々の怪我について語った。年齢を重ねると怪我も治りにくくなってくるものだ。
さらに「私の身体は全盛期と比べると同じではなかった。やり残したことはライアン・ベイダーを倒すことだった。しかし、実現はしなかった」と、その理由を説明した。
ファンに対しては「(自分が負けた後も)多くのファンが私に温かい声援を送り続けてくれた。ファンが私を応援し続けてくれた理由は、トラッシュトークや相手の悪口を言って盛り上げず、私がケージ中での戦いに集中したからだと思っている。節度ある謙虚な競技者だったと、ファンに思い続けてもらいたい」と語った。
「(チームは)家族と同様、自分の人生の大切な一部だ」と今後について共に練習するチームを支え、この業界に残る考えを明らかにしたヒョードル。業界発展のためのさらなる活躍を期待したい。
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