2023/04/06（木）UP
（最終更新：2023/04/08 14:02）

井上拓真（左）がリボリオ・ソリス（右）とバンタム級王座を争う

　4月8日（土）東京・有明アリーナにて開催のボクシングダブル世界戦『プライム・ビデオ・プレゼンツ・ライブ・ボクシング第4弾』の記者会見が都内にて行われた。
『WBA世界バンタム級王座決定戦』に挑む井上拓真（27=大橋/WBA世界同級2位）はスーパーバンタム級から1年半ぶりにバンタム級へ体重を落とし挑む。
　兄の井上尚弥も5日、Twitterで拓真の仕上がったボディを掲載。会見で拓真は「コンディションも良く、しっかり体重も作れたので試合が楽しみです」と絶好調をアピールした。

【フォト】井上拓真が”絶好調”バキバキボディ、ソリスが山中慎介からダウン奪ったシーンも

試合に向けて意気込みを語る井上

　拓真はリボリオ・ソリス（40＝ベネズエラ/同級3位）と対戦するが、一発のパンチがある選手だ。山中慎介の10度目の防衛戦に挑んだソリスは山中から2度のダウンを奪った剛腕を誇る。山中がダウンを取り返し判定勝ちしたが、危険な相手だ。
　拓真はソリスの印象について「けっこうラフにくる感じがありますけど、もらわなきゃ意味がないということで、しっかり完封したいと思います。今の目標である4団体統一に向けて、まず1本目のベルト。そして今回のテーマは何もさせないで勝つ。完封ということで、しっかり倒しにいきたいと思います」と意気込んだ。勝てば兄が返上した4つのベルトのうちの1つを初めて獲ることになる。

ソリスも試合に向けて自信を漲らせた

　対するソリスはベネズエラから3月30日に来日し調整を行なってきた。「私の体調は100％のコンディション。体重もできている」とし、拓真の印象を「普通のボクサーだ。良い選手もいれば悪い選手もいるが、どの選手を相手にしても気を抜いてはいけないと思う」と特に強い警戒はしていない様子で、さらに「私は皆さんご存知のように、非常に好戦的なボクサーです。やりたいようにやらせていただきます」と自信を漲らせた。

　明日、前日計量、互いに見事パスし、8日の決戦が待たれる。

　なお、このイベントのメインはWBC＆WBA統一世界ライトフライ級タイトルマッチで、統一王者・寺地拳四朗（31＝BMB）vs同級2位アンソニー・オラスクアガ（24=米国）。セミはこの井上拓真vsソリス、セミセミで那須川天心（帝拳）vs与那覇勇気（真正/OPBFバンタム級14位、日本バンタム級2位）が行われる。

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