【UFC】“悪童”マスヴィダル、引退に「複雑な感情」と告白も、その決意した理由とは
4月9日開催の『UFC 287』ウェルター級マッチでギルバート・バーンズ(ブラジル)に敗れた“悪童”の愛称で人気のホルヘ・マスヴィダル(38=米国)。試合後のマイクで引退を示唆する発言をしたが、その後のインタビューにて、引退についての心境を語った。
【動画】UFC史上最速“5秒”の衝撃!マスヴィダルの戦慄の飛びヒザ蹴りKO!
マスヴィダルはストリートファイトをバックボーンに持ち、日本の『戦極』にも出場した経験を持つベテラン。09年には戦極ライト級ワンマッチで北岡悟にTKO勝利している。13年からUFCに参戦し、19年7月に飛び膝蹴りでUFC史上最速KOの“5秒”を記録。しかし、直近の3試合ではカマル・ウスマン(タイトル戦2試合)、因縁のコルビー・コビントンと3連敗。後が無い状況だった。
そして、今回バーンズとの戦いで復活を試みるも、打撃と組みで圧倒され、ほぼフルマークの判定負け(3-0 ※30-27×2、29-28)。試合後に引退を示唆する発言をしていた。
マスヴィダルは10日に配信された米国MMAジャーナリストのアリエル・エルワニ氏のYouTube番組『MMA Hours』に出演。引退を決意したことについて「複雑に入り混じった感情だ」とコメント。
続けて「私はまだこのスポーツを愛している。肉体的なレベルではコンディションは良い。試合映像を見たが、ハンドスピードやそれ以外も良い動きだ。しかし、全く変わってしまった点も見つかった。それは脳から肉体への神経伝達物質が以前のように発火しなくなったことだ」と反応が落ちたことを告白。
以前は相手のパンチが飛んできても、無意識にかわすことができたが、今は、相手のパンチが目で確認できても避けるのではなく「やられる」と考えるだけで、身体が実際に避ける動作に至らないと、顕著なディフェンス力の低下があると自己分析した。
キャリア20年間で35勝17敗(16KO・2一本)の戦績を残し、現役から退くマスヴィダル。38歳であれば、まだ現役を続ける選手が多いが、4連敗の状況を考えると、世界最高峰のUFCでこれ以上戦い続けるのは、困難と考えたのかもしれいない。
今後は自身が創設した素手のMMA団体『Gamebred FC』やMMA団体『iKON FC』の運営に力を注ぐことが予想されるが、これで完全に現役復帰なのか、それともUFC以外の場所での復帰はあるのか。今後に注目したい。
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