【ボクシング】逮捕かさねる“問題児”ブローナーが、弁護士ボクサーと対決＝6.9

2023/04/26（水）UP
（最終更新：2023/04/26 12:30）

　6月9日（金・現地時間）に米フロリダ州マイアミで、元世界4階級制覇王者のエイドリアン・ブローナー（33＝米国）が名プロモーターのドン・キングとタッグを組み2年4ヵ月ぶりにリングに立つ。数々の犯罪行為などで“問題児”として知られるブローナー復帰戦の相手は、よりによって弁護士ボクサーとなった。

【フォト】札束を積み上げ、ドン・キングとブローナーがタッグを組む

　試合は10回戦、66.22kg契約で、相手はビル・ハッチンソン（34=米）だ。23日に発表された。ハッチンソンはピッツバーグの開業弁護士。戦績は20勝（9KO）2敗4分。10連勝中だが、10回戦の経験は無い。

　ブローナーは初の世界王座を22歳で獲得し無敗のまま3階級制覇するなどでメイウェザーの再来とまで言われた。しかし、これまで男女問わず暴行や傷害など数々の犯罪行為や奇行、過激な発言でリング内外で問題を起こしているボクシング界の問題児でもある。

　19年1月にマニー・パッキャオのWBAウェルター級初防衛戦に敗れ、引退宣言していたが、21年2月に復帰。世界ランカーを相手に12R判定勝ちしていた。
　その後は22年8月の試合をブローナーのメンタルヘルスの問題で直前キャンセル、今年2月にも試合が決まっていたが、対戦相手が次々と撤退し、試合中止となっていた。

　3月に剛腕プロモーターのドン・キングと契約、タッグを組んで今回の興行に臨む。

　多くの逮捕歴を持つブローナー、果たして復帰戦で弁護士相手にどのような戦いを見せるのか注目だ。

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