2023/04/28（金）UP
（最終更新：2023/04/28 08:05）

Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメントに臨む（左から）塚本拓真、小嶋瑠久、稲垣柊、寺島輝(C)K-1

　4月28日（金）東京・後楽園ホールで開催される『Krush.148』の前日計量が、27日（木）都内にて行われ、第9代Krushスーパー・ライト級（-65kg）王座決定トーナメント準決勝に出場する塚本拓真（K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ）は64.90kg、小嶋瑠久（ARROWS GYM）、稲垣柊（K-1ジム大宮チームレオン）、寺島輝（TANG TANG FIGHT CLUB）の3人は64.95kgで、計量パスした。
　4人は今年1月の1回戦を勝ち抜いて準決勝へ進出。決勝は今大会のメインイベントで行われるため、準決勝・決勝と1日2試合を勝ち抜いた選手が新王者となる。

【動画】1回戦で唯一のKO！稲垣柊が東本央貴に勝利

　準決勝1試合目に出場する塚本は、1回戦でK-1参戦経験もある大野祐志郎に勝利し、現在5連勝中。それでも「1回戦の改善点を無くして長所を伸ばす練習をしてきて、明日はすごい変わったところを見せれると思う」と自身の成長に手応え。
「明日は覚悟や気持ちを見せてしっかりと（ベルトを）獲ってやろうと思ってます」と語った。

塚本（左）vs小嶋（右）(C)K-1

　対する小嶋は、K-1では山崎秀晃、不可思、林健太とトップ選手たちに敗北も、今回のトーナメント1回戦では松本篤人に勝って復活をアピール。今回は「過去最高の準備が出来て、1回戦の後の3か月間でめちゃくちゃいい練習が出来て、めちゃくちゃ強くなった。全員ぶっ倒してチャンピオンになります」と、さらに自信を深めて臨む。
　前同級王者の佐々木大蔵には中学生の頃に指導を受けていたこともあり「いずれは大蔵先生より強くなったよと見せたい思いもある」と佐々木との師弟対決にも意欲を見せた。

　反対ブロック、準決勝2試合目に出場する稲垣は、1回戦で東本央貴をKOして準決勝に上がってきた。目下7連勝（不戦勝を含む）と絶好調だが「誰と試合をする時も僕は自分が世界一になるトレーニングをやっているので、（1回戦の後）この3か月間もそのトレーニングをずっとやってきました」と稲垣。
　会見の最後にファンへのメッセージを求められると「3選手みなさんそれぞれ自信があるのは分かったんですけど、明日は僕の前でその自信が粉々に砕け散るのを見れるのが楽しみ」と言い放ち、強い自信を見せた。

稲垣（左）vs寺島（右）(C)K-1

　対する寺島は終始リラックスした様子で、写真撮影でもファイティングポーズは取らず「自然体」を貫いた。昨年6月の同級タイトルマッチで佐々木大蔵にKO負けしたものの、4選手の中では唯一のタイトルマッチ経験者であり、優勝候補に推す声も多い。1回戦では蓮實光に判定勝利し、この準決勝に上がってきた。
「試合感覚が抜けないように1回戦が終わってすぐ練習を始めて、自分が強くなる練習が出来て、明日は自信を持って臨めます」と寺島。ファンへのメッセージを聞かれると「気負わず自然体で思い切り楽しんでいこうと思ってます。みなさん明日は期待しててください」と笑顔で語った。

　また、Krush Evangelistの石川直生氏は「どの選手も優勝候補といっても過言ではないです。塚本選手は長身を生かしたヒザに注目しています。小嶋選手は実力を証明するために懸ける思いは強い。1回戦で唯一KOを見せてくれた稲垣選手と、このトーナメントが始まった時に多くの人が優勝候補に挙げた寺島選手も、互いにKOを狙わなくても攻撃が当たれば倒れる攻撃力を持ちます」と語り、どちらも2試合目を考える余裕のない試合になるとした。

　実力者ひしめくトーナメントを勝ち抜き、第9代王座を掴むのは誰か。

＜全計量結果＞

※メインイベント（第10試合）第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1Rで、準決勝（1）勝者と準決勝（2）勝者が対戦

▼セミファイナル(第9試合)　Krushライト級（-62.5kg）/3分3R・延長1R
瓦田脩二（K-1ジム総本部チームペガサス）→62.35kg
vs
古宮晴（昇龍會）→62.40kg

▼第8試合　Krushスーパー・バンタム級（-55kg）/3分3R・延長1R
愛瑠斗（健成會）→54.95kg
vs
岩尾力（POWER OF DREAM）→55.00kg

▼第7試合　Krushクルーザー級（-90kg）/3分3R・延長1R
ANIMAL☆KOJI（TEAM ANIMAL）→89.75kg
vs
山口翔大（TEAM3K）→89.05kg

▼第6試合　Krushフェザー級（-57.5kg）/3分3R・延長1R
キリルアン・チョー.ハーパヤック（タイ/Chor.Hapayak GYM）→57.30kg
vs
石田龍大（日本/POWER OF DREAM）→57.25kg

▼第5試合　Krushスーパー・フェザー級（-60kg）/3分3R・延長1R
目黒翔大（優弥道場）→60.00kg
vs
赤田功輝（ALONZA ABLAZE）→59.95kg

▼第4試合　Krushバンタム級（-53kg）/3分3R・延長1R
松本陸（TAD）→52.95kg
vs
黒川瑛斗（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）→52.95kg

▼第3試合　第9代Krushスーパー・ライト級（-65kg）王座決定トーナメント
稲垣柊（K-1ジム大宮チームレオン）→64.95kg
vs
寺島輝（TANG TANG FIGHT CLUB）→64.95kg

▼第2試合　第9代Krushスーパー・ライト級（-65kg）王座決定トーナメント
塚本拓真（K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ）→64.90kg
vs
小嶋瑠久（ARROWS GYM）→64.95kg

▼第1試合　第9代Krushスーパー・ライト級（-65kg）王座決定トーナメント・リザーブファイト/3分3R・延長1R
FUMIYA（E x F）→64.90kg
vs
佑悟（Lion Gym）→64.45kg