【シュートボクシング】3階級制覇王者・笠原弘希がSB初のOFGマッチでムエタイ強豪を撃破、山田彪太朗がフェザー級新王者に
▼第6試合 SB日本フェザー級タイトルマッチ 57.5kg契約 エキスパートクラスルール 3分5R延長無制限R
●川上叶(龍生塾/SB日本フェザー級王者)
判定0-2 ※49-50×2、50-50
〇山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級1位/挑戦者)
※山田が新王座に就く。
川上は2019年11月に佐藤執斗にKO勝利し、初代SB日本バンタム級(52.5kg)王座を戴冠、昨年4月には魁斗とのSB日本フェザー級(57.5kg)王座決定戦を制し二階級制覇を達成した。
昨年12月の『RISE WORLD SERIES/SHOOT BOXING KINGS 2022』では当時15連勝中の元KNOCK OUT王者・安本晴翔に延長戦を制し勝利。前戦は今年3月の『SHOOT BOXING 2023 act.1』でガオパヤック・ワイズディーに判定勝利している。
対する山田は、SBの山田ツインズ兄。昨年11月の「フェザー級次期挑戦者決定トーナメント」を制しタイトル挑戦権を獲得。前戦は昨年12月の『RISE WORLD SERIES/SHOOT BOXING KNGS 2022』でRISEフェザー級王者・門口佳佑に判定負けを喫するも善戦した。双子の弟・虎矢太は3月にSB日本スーパーバンタム級タイトルを獲得している。
1R、川上がサウスポー。まずはお互いローキックの蹴り合い。川上は中間距離からのボディ打ちをヒット。山田は焦らずにミドル、三日月蹴りをリターン。川上は山田の動きを観察しつつ、カウンター狙いか。
2Rになると、山田がやや前に出るが、川上はサウスポーから左ストレート、フックを繰り出す。山田もビッグヒットは許さず、右フックを強打。3Rは山田が数発フックをヒットさせる場面を作るが、確実な有効打というほどの攻撃は両者とも見受けられず。パンチを主体とした緊張感のある攻防が続く。
4R、川上の左フック、山田は左右のフックを的確に放つ。前へ出てパンチを振るうが、両者ともディフェンスが良く主導権を渡さない。最後の5R、山田がフック、ストレートの手数を出して、川上に襲い掛かる。川上の左フックを見切った様子の山田は、数発フック、ストレートをヒットさせていった。
ジャッジはかなり際どい判定となったが、2者が山田を支持。山田が初戴冠を成し遂げた。1階級下のSB王者で双子の弟、虎矢太と並び、兄弟同時SB王者となった。
▼第5試合 SB日本スーパーフェザー級(-60.0kg契約) エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級王者)
判定3-0 ※30-27,30-24×2
●ポームロップ・ルークスアン(タイ/S-1 130P王者)
笠原はSBでフェザー級とスーパーフェザー級の二階級制覇を成し遂げ、昨年6月の『THE MATCH 2022』 ではKrush王者・中島千博から勝利。前戦は今年2月のSB大会で、元INNOVATIONフェザー級王者のTAaaaCHANに判定勝利を収めている。
対するポームロップは豊富な戦績を持つムエタイ選手で、昨年10月『Suk Wanchai MuayThai Super Fight』で初来日(当時のリングネーム:ポームロップ・ノーノップヒラン)。ユウ・ウォーワンチャイ(=大田原友亮)にKO勝利しインパクトを残している。
1R、笠原がサウスポーでミドル、ロー蹴りを散らしていく。序盤から圧をかける笠原はボディへのパンチを見せつつ、バックキックを放つ。
すると2R、笠原はボディストレートをポームロップの腹へめり込ませて、ダウンを奪う。立ち上がったポームロップは後手に回るが、手数を落とさない笠原はすかさず投げでシュートポイントを奪う。左右のボディフック、ヒザ蹴りで攻め立てる笠原。
3Rも笠原はストレート、ハイキックなど多彩な技で攻め立てるが、ポームロップは耐える。ポームロップが逆転を狙って、攻めてくることもなく、順当に笠原の判定勝ちとなった。ジャッジは3者とも笠原で、2者は6ポイント差を付ける圧勝だった。
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