2023/05/09（火）UP
（最終更新：2023/05/14 07:53）

阿部一二三（右）と丸山城志郎が再び激闘＝8日・ドーハ（Getty）

　5月8日、カタール・ドーハにて行われた『柔道・世界選手権』男子66キロ級決勝で阿部一二三（25＝パーク24）と丸山城志郎（29＝ミキハウス）がまたも延長戦の大接戦。トータル10分14秒で決着し阿部が２年連続４度目の世界一に輝いた。妹の詩も全試合一本勝ちを飾り兄妹優勝を飾った。
　しかし生中継していたフジテレビは阿部vs丸山の延長戦2分41秒のところで放送を打ち切ってしまい、SNSでは批判の声が集中した。

【動画】これは凄すぎる！阿部詩が高く宙を舞わせた投げ技！

　先に女子52kg級で優勝した妹の阿部詩が見守るところを何度も映しながら、この決勝戦を中継しており、白熱した延長戦に視聴者の熱が高まっているときだった。テレビ解説が「丸山が内股ー！阿部はこらえる！試合の途中ですがここで柔道中継を終了させていただきます」とそこで終わってしまったのだ。

　SNSでは「マジかよフジテレビ！めっちゃいいところでしょうが」「阿部一二三と丸山城志郎の因縁の対決を途中で打ち切って、芸人の番組が始まった」「柔道世界選手権の決勝の途中でLIVEおしまい？」「なんてとこで放送中止してるんだ」「テレビ局を辞めていい案件」多くの批判が飛んだ。

　20年12月には東京五輪の切符をかけ24分の大激闘を演じたライバル同士の二人、今回の激闘も予想されていたが、タイムテーブルが決まっている地上波放送の厳しいところなのかもしれない。生中継を完全に見たい人位は有料放送へという時代なのか。ボクシングの世界戦はほぼ地上波が消滅、ABEMA、U-NEXTなどの月額制、またはPPVに移行している。

　この大会では月額制のフジテレビFODでもネット生中継が行われていたが、番組ではその案内は無かった。このFODでは5月7日～団体戦が行われる14日まで予選から決勝までライブ配信が行われる予定だ。

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