2023/06/06（火）UP
（最終更新：2023/06/10 10:44）

タイフン・オズカン(C) ONE Championship

　6月10日（土）にタイ・バンコクのルンピニー・スタジアムにて開催される『ONE Fight Night 11』のフェザー級キックボクシングマッチで、元王者で同級1位のスーパーボン（32=タイ）と対戦する、同級5位のタイフン・オズカン（31=オランダ・トルコ）の戦前インタビューが6日に主催者から届き「プレッシャーをかける」「勝てばタイトル戦」など自信満々の意気込みだ。

【動画】スーパーボンがアラゾフにまさかの失神KO負け

　オズカンは欧州キックボクシング団体『エンフュージョン』の72.5kgと70kgの元世界王者。21年にONEデビュー。初戦でムエタイ強豪シッティチャイにスプリットの判定負けも、昨年2月のエンリコ・ケール戦では勝利。昨年10月には、グレゴリアンと一進一退の攻防を繰り広げるも判定負けと、トップファイター達を相手に互角の勝負を展開している。

　対するスーパーボンはブアカーオの弟子で、21年10月のONEフェザー級キックボクシング世界王座決定戦で、ジョルジオ・ペトロシアンにKO勝利し、初代同級世界王者に輝いた。昨年3月には、新生K-1で王者となりGLORYライト級王者でもあったマラット・グレゴリアンを完封し、初防衛に成功。しかし今年1月、2度目の防衛戦でONEフェザー級キックボクシングWGP覇者のチンギス・アラゾフと対戦。2R KO負けを喫し王座陥落した。今回が再起戦となる。

グレゴリアン（左）と打ち合うオズカン(C) ONE Championship

　今回の試合をオズカンは「 “チャンス”とは思ってない。自分はスーパーボンに相応しい対戦相手だと思うからだ」と自信。
　続けて、「相手はスーパーボン、彼は（前回アラゾフに）KOされたじゃないかと言う人もいるが、試合では何が起こるか分からないし、誰と戦ってもKOされることはある。彼のレベルを僕はとても真剣に受け止めているし、この試合の準備をしている。そして勝った方が次のタイトル挑戦者になることも想定しているから、この試合はとても重要な試合」とスーパーボンを認めており、入念に準備している様子だ。

　スーパーボンに関してオズカンは「この試合は良い試合になると思うが、簡単ではない。他の選手と戦う時と同じようには考えていない。賢い相手には、きちんと調整する必要がある」と警戒する姿勢を示した。

　今回はどんなゲームプランか問われると「色んな距離からプレッシャーをかける。良いゲームプランを準備してきたし、それを完璧に実行する。フィニッシュを狙うつもりはない。誰もがKOできる訳ではなく、狙ってできるものでもない。自分の作戦に忠実に戦って、試合で何が起こるのか見てみましょう」と締めくくった。

☆この大会の詳細、対戦カード、チケット情報など

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