2023/06/11（日）UP
（最終更新：2023/06/24 22:04）

武尊（左）とサグデンがバチバチのフェイスオフ

　元K-1三階級王者の武尊（31=team VASILEUS）が24日（土・現地時間）にフランス・パリで［ISKA K-1ルール世界61kgタイトルマッチ］として対戦する、ベイリー・サグデン（25=英国）の独占映像がABEMA格闘チャンネル公式YouTubeで9日に公開された。
　そこでは、スパーリングの様子もあり、サグデンの強烈なボディーに相手が嘔吐してしまう場面も見られた。

【動画】サグデンの強烈ボディーに、相手が嘔吐するシーン

　サグデンはキックボクシング王者を父に持ち、4歳からキックボクシングの練習を開始。アマチュアで名だたる戦歴を積んだ後、15年にデビューすると7連勝。17年にGLORYに参戦すると、現在まで8戦し、65kgのランキング最高3位まで上り詰めたこともある。22年3月にISKA K-1ルール世界63.5kg王座を獲得した。今回は2階級制覇を狙う。

　動画では、本番を想定したスパーリングも披露。ISKA欧州王者を相手に圧倒的なパワーを見せつけ、左ボディーがクリーンヒット。そのダメージから相手は思わず嘔吐し、練習不能になってしまうシーンも。

　サグデンは、「ISKA世界王者は世界最強ということ。61kg級でも優勝して2階級制覇を達成したい」と試合に向けて意気込む。なお、父でありトレーナーのディーン・サグデン氏は「息子を敵に回すとは失敗したな。武尊は打たれることを気にしない。ディフェンスを気にしない、それが弱点だ」と語る。

サグデンが武尊に警告する【（C）AbemaTV,Inc.】

　オファーを受けたときの気持ちをサグデンは「最高に興奮したね。アイツは近代史上最強キックボクサーの1人。この20年間で最強の日本人だ。試合が待ち遠しくて仕方がない」とコメント、続けて「俺の打撃は天心よりはるかに強い。倒れたらまず起き上がれない。一瞬で終わるさ、今のままならな」と強気な姿勢を見せる。
　さらに、「これはONE Championshipのための練習試合ではない。ロッタンのことを考える余裕はないぞ、さもなければ一瞬で倒されるぜ」と武尊へ警告した。

　ONEへの参戦を発表し、ロッタン戦を目指す武尊だが、まずは強敵サグデンとの一戦に油断はできない。

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