魔裟斗、スーパーボンの高速左ハイキックKOを分析、“これは練習すればできる”
今月10日にタイのルンピニー・スタジアムで開催された『ONE Fight Night 11』のフェザー級キックボクシングマッチでタイフン・オズカンからKO勝ちを収めたスーパーボン・シンハ・マウイン(タイ)の高速左ハイキックを、魔裟斗がTARGET SHIBUYAの宮城大樹会長をパートナーに昨日13日公開の自身のYouTubeチャンネルで分析した。
【フォト&動画】魔裟斗が解説、練習すれば誰でもできるスーパーボンの“高速左ハイキック”
試合は1Rにスーパーボンが距離を詰めてパンチで攻撃するオズカンに前蹴りで突き放し、カウンターのヒザ蹴りで応戦。2Rはオズカンが強引にパンチ連打で攻撃したところへスーパーボンが左ハイキックをアゴに入れて、衝撃のKO勝ちを奪った。
このフィニッシュ場面について魔裟斗は、「スーパーボンは、右に回っていきながら左ハイキックを蹴ります」と右にサークリングしながら、左の蹴りを出していることに着目し、実演して見せた。通常、オーソドックス構えからの左の蹴りは足を前後に入れ替えてから蹴るのが一般的だ。
だが、足を前後に入れ替えると相手が反応してしまうため、右へステップしながら足の位置をコントロールすることで、ノースイッチの左ハイキックにつなげていると魔裟斗は指摘する。「横に出ることで、足の替えになっている」と右にサークリングしながら左ハイキックを放つ魔裟斗。蹴りを受ける宮城会長は「危なかった。もう少しで当たるところでした」とノーモーションのハイキックに驚いた。
そして魔裟斗は、「もう一つのポイントは、後ろ足に体重を乗せていること。その体勢から腰を入れる」という。前重心のまま攻撃すると足をスイッチしなければ左の蹴りを放てないため、ジャブを打つ時も後ろ足重心のままパンチを出しているとスーパーボンの動きを分析する魔裟斗。
試合ではオズカンがパンチ連打をガードしたスーパーボンがハイキックを決めているが魔裟斗は、「腕でパンチをブロッキングしながら横へステップして、体を横に倒しながら左ハイキックを決めています。ミルコ・クロコップのハイキックと似ている」と解説した。体を横に傾けることで腰が入り、体重を蹴りに乗せることが可能となるという。相手の視線も傾けた体の方へ意識がいってしまうことで、右のガードが下がり、よりハイキックが入りやすくなっていたのだろう。
ついスーパーボンだからできるのかと思ってしまう技術だが、魔裟斗は「練習すれば、誰でもできる。右にステップインするだけなんで」と断言する。ハイレベルの技術を分かりやすく解説するところは、さすがは元世界王者の魔裟斗。今後、日本人キックボクサーが、高速ハイキックでKOするシーンが増えるかもしれない。
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