2023/06/28（水）UP
（最終更新：2023/06/28 12:43）

YURA（左）は前回のブレイキングダウン8で外枦保尋斗（右）をKOした

　今年5月に開催された『BreakingDown8』のライト級ワンマッチで、外枦保尋斗をKOで下し大会ベストKO賞を受賞したYURA（ゆうら）。朝倉未来が「あの外枦保選手をKOした選手は才能がある」と実力を認め、スカウトしたエピソードもある。7月1日開催の『BreakingDown8.5』では“朝倉海の弟子”信原空をKOした韓国のミスター・ホンデとの試合が決まっている。
　そのYURAが、ボクシング元WBA世界ミドル級チャンピオンの竹原慎二のジムでガチスパーを行い、技術指導を受けた動画が公開された。はたして、その実力は？

【フォト】朝倉未来も絶賛したYURAの強打！竹原慎二のジムでも炸裂

　YURAは25日、自身のYouTubeチャンネルで『元WBA世界ミドル級チャンピオン竹原慎二さんのジムでシュンさんとガチスパー！』と題した動画を配信した。

竹原慎二がYURAのパンチの実力を測定した（『竹原テレビ』サムネイルより）

　YURAは19歳のロシアと日本のハーフで、プロキックボクシング10戦10勝（4KO）の戦績を持つ。正道会館で空手を習い、キックボクサーに転向。2021年のＫ-1甲子園では-65kg決勝で古宮晴と覇を競い合い準優勝。昨年7月には、小野寺天汰（KICKLAB）から得意のパンチを活かして判定勝利するなど無敗街道を突っ走っている。

　YURAが外枦保尋斗をKOしたパンチは、本物なのか。竹原慎二のジムのプロボクサーである“しゅん”と2Rのガチスパーを行った。1R目は、竹原慎二のYouTubeチャンネル『竹原テレビ』で公開。互いにアグレッシブにパンチを交換し、それぞれが強烈なボディ打ちを見せた。

竹原（左）からボディブローを伝授されるYURA（右、『裕頼 / YURA』）

　そして2R目、さらに激しい攻防となりYURAが強烈な右を放ち、しゅんは間一髪で頭を下げて力を逃がす。YURAはコーナーへ詰めて右から左ボディのコンビネーションを見せた。2人の戦いを見守る竹原。しゅんの右が入ると、YURAはジャブ連打からの強烈な右。しゅんのカウンターの左が入ると、YURAも負けずに左を返すなど、ダウンは生まれなかったものの最後まで互いの意地がぶつかり合うこととなった。

　スパーリング後、竹原は「瞬発力があっていいんだけど、全部倒してやるというパンチ。その中でも駆け引きが大事。それを勉強したら、もっと強くなる」と指摘した。すると竹原はミットを持ち、その場でYURAにボクシングの指導を開始。フットワークを使いながら、突き刺すようなパンチで入るYURA。右の強打を放つと、「いいね」と言って竹原が右肩を回して苦笑いするシーンも飛び出した。

　ミット打ち3分間が経過しても、竹原は熱血指導を続行。竹原から得意のボディブローを伝授されたYURAは、パンチに鋭さを増していき、滑らかなコンビネーションを見せた。竹原は「いい右を持っているから、それを活かすための作りが大事」と右へつなげるための組み立てのアドバイスを送った。

　竹原テレビの対談で竹原は「将来、どうするの？　ボクシングやりなよ」とYURAを勧誘する場面も。これに対してYURAは、「K-1のチャンピオンを目指しているんですけど、その後はボクシングも考えています」と返答していた。

　朝倉にはMMAを薦められ、竹原にはボクシングの勧誘を受けたYURA。注目の超新星は、7月1日のブレイキングダウン8.5でミスター・ホンデを倒すことができるのか、期待は高まるばかりだ。

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