【UFC】新世界王者の“苦労人”パントージャ、なんとウーバー配達員だった!同門・堀口恭司も「イージーファイト!」とねぎらう
7月9日(日・日本時間)米国ネバダ州ラスベガスで行われた総合格闘技イベント『UFC 290』で、王者ブランドン・モレノ(33=メキシコ)を判定で破り、新王者となったアレッシャンドリ・パントージャ(29=ブラジル)。パントージャは『MMA HOUR』のインタビューで、2年前には生活費を稼ぐために、ウーバーイーツの配達員をしていたことを明かした。
この苦労人の戴冠には、同門の堀口恭司も得意の「イージーファイト!」でねぎらっていた。
【フォト&動画】同門・堀口恭司が新王者に「イージーファイト!」と笑顔でハグ、元谷友貴も祝福
パントージャはブラジルの貧民街に生まれ育ち、17年にUFCと契約。佐々木憂流迦や元RIZIN王者マネル・ケイプなど日本でも有名なファイターに勝利し、3連勝で迎えた王座戦だった。
試合は息もつかせぬ激闘、流血戦となり、判定2-1でパントージャが新王者となった。
パントージャはインタビューで「多くのことを乗り越えてきた」と語り、21年にはウーバーイーツの配達員をして生活費を稼いでいたことも明かした。
パントージャは21年2月、マネル・ケイプ戦に勝利。しかし、家の支払いやコロナ禍の試合の減少もあり、生活費が足らず妻と4人の子供たちをブラジルへ送り返すことに。
自身は単身フロリダに残ってウーバーで稼ぎ、妻はハウスクリーニングの仕事を始めた。
パントージャは当時を振り返り、王者となった今でも「必要ならまたやるつもりだ。自分のためだけじゃなく、家族のためでもあるのだから」と語る。
同年8月の試合の一週間前には、雨の中配達をしていて風邪をひいてしまったと言う。パントージャは「ファイトウィークにとても具合が悪くなり、新型コロナでないことを祈るばかりだった」と孤独の中で怯えていたと振り返る。
その試合は一本勝ちし「ファイト・オブ・ザ・ナイト」に選ばれ、賞金5万ドルを手に入れた。そのお金で手術や休養をすることが出来、家族も呼び戻せたそうだ。
今回の戴冠については「ベルトを獲って、皆が僕の歴史を知ってくれたことが嬉しい。僕のような多くの選手は、ベルトを獲ることはできないと思われているから」と誇らしげに語る。
貧民街の母子家庭で育ったパントージャは、試合後のマイクで母に感謝を伝えると「父さん、今の俺を誇りに思うかい?思ってくれるかい?」と今は知らぬ父親に向かって呼びかけてもいた。
そんな苦労人のパントージャが、ベルトを持って所属ジム『アメリカン・トップ・チーム』に凱旋した動画も10日、アップされた。
待ち構えていたチームメンバーが彼を囲み、四方から祝福の拍手を浴びせる。そしてパントージャは、同じフライ級の堀口恭司に歩み寄ると、堀口は得意の「イージーファイト!」と満面の笑みで呼びかけ、互いにハグしあっていた。
この先パントージャは、モレノとの再戦を望むが、現実的には元同級王者でランキング2位のデイブソン・フィゲイレードとモレノの勝者と、自分が戦うことになるだろうと言う。
今後のパントージャ、そしてフライ級戦線に注目したい。
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