【Krush】璃明武が初防衛戦へ計量パス、挑戦者・永坂吏羅「俺の世界観に引き込んで倒す」

2023/07/21（金）UP
（最終更新：2023/07/22 21:31）

　7月22日（土）東京・後楽園ホールで開催される『Krush.151』の前日計量＆記者会見が21日都内にて行われた。メインイベントの［Krushスーパー・バンタム級（-55kg）タイトルマッチ/3分3R・延長1R］で初防衛戦に臨む王者・璃明武（K-1ジム総本部チームペガサス）は55kgジャストで計量パス。挑戦者の永坂吏羅（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）は54.95kgで計量パスし、その後の記者会見に出席した。

【フォト】永坂がバキバキボディで計量パス、璃明武も仕上がり披露

　このタイトルマッチは昨年11月に組まれたカードだったが、チャンピオンの璃明武が拳を負傷したことにより流れていた経緯がある。

　璃明武は21年の［第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント］を勝ち抜き王座戴冠。昨年2月のK-1世界スーパー・バンタム級王座決定トーナメントでは準決勝で金子晃大にKO負け、6月の『THE MATCH 2022』では江幡睦に延長判定で破れ、現在2連敗中だ。

　対する永坂は、テコンドーがバックボーンで、全日本選手権大会2連覇など輝かしい実績を残し、Krushのリングへ。今年5月には元Krush王者・吉岡ビギンも2R KOで下し、現在4連続KO勝利中と波に乗る。

　会見に出席した永坂は、「明日はもうやるだけなんで、試合で見せます」と短くも力強くコメント。
　対する璃明武は「長い間待たせてしまった試合なので、しっかり試合で見せたいと思います」と両者試合で見せる構えだ。

　計量で顔を合わせてみた印象を問われ、永坂は「アゴも弱そうだしボディも効きそうだし、かすれば倒れるんだろうなっていう印象です」と挑発。
　それに対し璃明武は「倒してみろよって感じですね。（相手は）思ったより小さかったですけど、そんなに身体は気にしてないので、明日はやります」と応戦した。

　この試合をどんな思いで迎えるかについて、永坂は「今まで見せて来てない技をいっぱい用意してきてるので、俺の世界観に引き込んで倒そうと思ってます」とKOを示唆。
　璃明武は「長い期間あって、自分と向き合って強くなるためにやってきたので、それを証明したいと思います」と自身の気持ちを試合にぶつけるか。

　どんな勝ち方をしたいかという質問に、永坂は「ただ勝つだけじゃ次は見えないと思ってるので、勝ち方にこだわってこそのアーティストなので、全試合で1番Krushらしい試合をしようと思ってます」と自信を見せる。
　璃明武は「まずは勝たないと始まらないので、しっかり良い勝ち方をして、リング上で目標など言いたいと思います」と控えめなコメントではあったが、静かに闘志を燃やしている様子だった。

　8か月越しのタイトルマッチ、璃明武が王者の格を見せるか、永坂が成長を見せ新王者となるのか。

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