【ボクシング】井上尚弥、早くも2団体王者タパレスとの試合決定か「今年中に」4団体統一へ

2023/07/25（火）UP
（最終更新：2023/07/26 07:54）

　7月25日（火）に行われたプロボクシング世界スーパーバンタム級2団体統一戦（有明アリーナ）では挑戦者・井上尚弥（30=大橋）が、WBC＆WBO世界同級王者スティーブン・フルトン（29＝米国）に8 R1分14秒KO勝利し、2団体王者となった。

【動画・フォト】井上が強烈パンチでKOした瞬間！

　序盤は井上の強打にフルトンが防戦も、次第にアジャストする。しかしフルトンが接近戦に慣れた頃に、井上の右強打が炸裂した。
　ダウンし立ち上がったフルトンだが、井上がそのまま連打、TKOで二冠を勝ち取った。

　スーパーバンタム級初戦で、2団体統一王者となった井上は、マイクで「自分が思うスーパーバンタム級最強と思うフルトンを倒すことが出来たので、スーパーバンタム級最強と言えるんじゃないかと思います」と早くも階級最強になったと宣言する。

　続けて「ただ僕が持っているベルトは2本です。この会場にタパレスが観に来ているということで、スーパーバンタム級で4団体を統一したいと思います」と呼びかける。

　マーロン・タパレス（31=フィリピン）は、元WBO世界バンタム級王者にして、現WBAスーパー・IBF世界スーパーバンタム級統一王者。今年4月にムロジョン・アフマダリエフから2-1の判定勝利で2冠を奪い取っている。

　呼びかけられたタパレスがリングに登場し、井上と握手する。
　タパレスはマイクを受け取り「自分がチャンピオンであることを証明したいので、井上尚弥選手とぜひ試合がしたい」とアンサー。
　井上が「今年中に2つのベルトを懸けて戦いましょう」とうながすと、タパレスも笑顔で握手に応じた。

　ビッグマッチが決定のようだ。井上は早くも2つ目の4団体統一に王手をかけた。

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