魔裟斗、武居由樹の“時間差”ボディKOに「鉄の拳、また炸裂しました!」課題も指摘
“元K-1MAX世界王者”の魔裟斗が、26日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、7月25日のプロボクシング井上尚弥vsフルトン戦(有明アリーナ)のアンダーカードで行われた、フィリピンバンタム級王者ロニー・バルドナドを倒した東洋太平洋スーパーバンタム級王者・武居由樹(27=大橋)の時間差ボディのKOシーンを振り返った。
【フォト&動画】“これが鉄の拳”、武居由樹の“時間差”ボディKO
魔裟斗は「長いラウンドに慣れてきたように感じましたね。1Rは手数が少なくて互いに距離をとっている感じでした」と、武居がボクシングの長いラウンドに対応してきた点を評価した。
武居は前戦となった昨年12月、粘る相手に苦戦して11RTKO勝ちを収めた。これまで短いラウンドでのKOが多く、今後を見据えると長いラウンドの経験を積む上で良かったとの声もあがった。元K-1王者の武居にとって長いラウンドを見越しての戦略は、ボクシングに適応してきているかどうかの指標ともいえた。
だが魔裟斗は、「まだ右ジャブが少ないね。今回もあまり出なかった」とジャブからの組み立てが少ないことを課題に挙げ「対戦相手のバルドナド選手も良かったので、1、2ラウンドはどっちかなと思ってました」と不安が頭によぎったという。
そして、3Rに勝負は大きく動いた。武居は右ジャブから左ボディでダウンを奪い、KO勝ち。その場面を見た魔裟斗は、「もしかしたら、武居が苦戦する場面が出てくるかなと思っていたら、3ラウンドに左のボディストレートを決めてくれた。一瞬、倒れるまで間があったので、何が起こったのか分からなかったけど、後で映像見たらボディが効いていたのが分かった。鉄の拳、また炸裂しました!」と衝撃KOシーンを興奮気味に振り返った。
今回、武居はスーパーバンタム(55.3kg)から1.3kg体重を落としバンタムに近い54kg戦に挑んだが、その点について魔裟斗は「井上(尚弥)選手がその階級(スーパーバンタム級)にいるので、そこにいたらチャンスが回ってこない。今後は、バンタム級で世界を狙うんでしょう」と分析。
最後に魔裟斗は「武居は、強くなっているね。ボクサーになっていることを感じた。あとはジャブだね。もっと使っていってほしいね。そこはまだ前の武居と変わっていなかった。上のレベルに行くと、ジャブをうまく使っていかないと厳しくなっていくと思うんで。でも課題があるということは、もっと強くなるということなんで、がんばってほしい」と武居にエールを贈った。
7戦7勝7KOとボクシングでも結果を残し続けている武居は、どこまで強くなるのだろうか。次戦は、さらに期待が高まっている。
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