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【RISE】中村寛”週7回の3部練”で「何の迷いもなくなった、KO以外考えていない」カザフ強豪と対決=8.26

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2023/08/09(水)UP

中村が”無”の境地を会得した獣に!

 8月26日(土)に東京・大田区総合体育館で開催される『RISE WORLD SERIES 2023 2nd Round』のライト級(-63kg)でカザフスタン強豪のアリシェル・カルメノフ(26)と対戦する同級王者の中村寛(26=BK GYM)が8日、公開練習を行った。

【フォト】“人獣”中村寛、進化したバキバキボディ! 昨年6月のボディとの比較も

 中村は野獣のような敏捷さと破壊力から“人獣”の異名を持つファイター。今年4月には当時の王者・直樹を倒し悲願の王座獲得となった。
 相手のカルメノフは極真空手をベースとし、剛腕と多彩な蹴りで前へ前へと攻める突貫ファイターだ。

重いミドルを打ち込む中村

 現在、中村は「週6、7回は、朝・昼・晩と練習をしている」と文字通り練習漬けの毎日を送っており、体調は「良いか悪いかでいったら悪い、一番しんどい」と限界まで追い込んでいると言う。

 カルメノフについて中村は「映像を見て身体の強さ、技の強さ、トリッキーさなど、客観的に見て65kgでは強い選手」と評価するも「俺とは比べ物にならない。手の中で転がしてやる。フィジカルでも俺に勝てると思うなら勝ってみろ」とニヤリと笑う。

 カルメノフはジュニア時代から極真の試合で活躍してきたが、中村は「僕も空手の全国レベルの大会でずっとチャンピオンだった。相手は胴回し回転蹴りが得意と言うけれど、胴回しの軌道なんて、もう見たくもないくらい何万回も見ている。空手は17年くらいやってきた。相手は普通のキックボクサーと思って来たら、テンパるだろうな」と空手対決でも上回ると自信を持つ。

ミット打ちを披露する中村

 今回の試合のテーマは「KO以外考えていない。テーマは“無”。何の迷いもなくなった。何で倒そうとか考えんと、殺しに行く。俺の怖さをわかってもらう試合」と稽古漬けの成果を見せると言う。

 先月30日のRIZINでは、KNOCK OUT王者・鈴木千裕がベラトール二階級制覇パトリシオ・ピットブルを1R KOした。
 中村も試合を見て感銘を受けたようで「鈴木選手が(前戦でクレベルに)負けて、迷いがなくなり、格闘家として振り切って結果を出した。自分を信じるしかなかったと思う。人の試合は滅多に見ないけれど、本当に久しぶりに鳥肌が立った」とメンタルに打ち勝ったことを称えた。

王者として初試合に挑む

 中村も昨年10月、Sフェザー級王者チャンヒョン・リーにKO負けし、思う所があったと言う。中村は「負けは全部自分に問題がある負け。負けてから気づくことはめっちゃある。今は自分の弱さも認められ、どんな相手でも問題ないと思える」と負けを通じてメンタル面も進化したと言う。

 最後に「今回は一皮向けた俺が見られる」と言い放った中村。カザフの強者とどんな戦いを見せるのか。

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