【GLORY】元K-1世界王者バダ・ハリ、試合を当日キャンセル、祖国のモロッコ大地震を受けて
9月9日(日本時間10日)にフランス・パリで開催された格闘技イベント『GLORY88』メインイベントのヘビー級マッチにてジェームズ・マクスウィーニー(英国)と対戦する予定だった元K-1世界王者のバダ・ハリ(38=モロッコ)が、昨日起きたモロッコ大地震を受けて、急遽、当日に欠場を発表した。
昨年10月のアリスター・オーフレイム戦以来、約11ヶ月ぶりの復帰戦に挑んだバダ・ハリ。大会会場にも姿を現しリングチェックも行っていたが、セミメインが行われる直前でバダ・ハリはリングイン。祖国を襲った有事とその犠牲者を想うと試合どころではないようだ。
リング上でバダ・ハリは欠場の決断を謝罪。被害者・犠牲者への哀悼の意を捧げると「私たちはまだ地下に埋もれている人たちを探し続けています。私たちはまだ彼らを救出して皆様と共に喜びを分かち合うことができていません。私たちが感じている痛み、モロッコの人々が直面している困難を考えると、一緒に生きる私は今日は戦えません。神様が彼らを助けてくださいますように心から願っています」と語った。
また、その後にバダ・ハリのコーチが語ったところによれば、今回の震源地はバダ・ハリが住んでいるところに非常に近く、周辺に住んでいる親族や友人のことを考えると、試合は出来ないと決断したという。
GLORYは大会の利益を今回の犠牲者・被害者へ寄付すると発表。詳細は後日となるが、キャンセルとなった試合の再戦は順延となる構えだ。
8日深夜(日本時間9日朝)に北アフリカ・モロッコ中部で発生した地震はマグニチュード6.8と過去120年余りで最大規模なもので、現時点(10日午前8時)で同国・内務省の発表では、死者は2012人、負傷者が2059人以上とされている。
▶︎次ページは【動画】悲痛な表情で直前欠場を発表するバダ・ハリ
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