木村ミノル“ドーピング陽性”問題、城戸康裕が過去の対戦で感じた”疑惑の念”を告白
元K-1日本王者の城戸康裕が4日、魔裟斗のYouTubeチャンネルに出演し木村“フィリップ”ミノルのドーピング陽性問題について言及。2017年に木村と対戦したが、その時に違和感を覚えたと振り返った。
【フォト】城戸が“違和感を感じた”木村の豪快パンチ、そして城戸のダウン、当時の木村の肉体も
木村は、今年6月『RIZIN.43』の試合後に受けたドーピング検査で「陽性」結果となったことが判明。これを受けてRIZINは会見を開き、罰金と半年間の出場停止、同大会のロクク・ダリ戦をノーコンテストにすると発表。これに続く形で、昨年末の『INOKI BOM-BA-YE × 巌流島 in 両国』での矢地祐介戦、そして今年3月『KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT “BLAZE”』のクンタップ・チャロンチャイ戦の結果もノーコンテストに変更された。
この件について魔裟斗は、「木村とやった後に、“何かおかしい?”と言っていたと思うけど、何がおかしかったの?」と城戸に質問。先述の木村戦で合計3度のダウンを奪われて判定負けを喫した城戸は、「この時に僕は67.5kgの階級だったんですけど、パンチをもらって気づいたら倒れるなんてことは1回もなかったんです。(しかし、実際はその様に倒れたので)ちょっとおかしいなと思いました」と、試合直後に感じた心境を語った。
さらに城戸は、「その時におかしいと言うよりも、その後ですね。元々、65kgの階級だったのに(木村は)70kgまで上げて、連続KOをしていったので(2018年から20年までに1KO負けをはさみ13KO勝ち)」と指摘。また、ある撮影で木村と一緒になった時に雑談で、禁止薬物に詳しかったことにも驚いたと明かした。
その後、城戸はドーピング検査の導入を訴えるも、K-1は意見を取り入れてくれなかったそうだ。木村は「K-1の時はやっていない」と記者会見で語っていたが、実際に戦った城戸は、この様な違和感の積み重ねで、今回のドーピング陽性の結末に繋がる疑惑の念は既にあったという。
木村のペナルティ”について、魔裟斗はさらに意見を求めると、城戸は「(ドーピングで)作り上げられた筋肉は、ある程度は残るというのが定説です。(停止期間)半年は短いと思います。僕は、戦えと言われても戦わないです」と断言した。
城戸は防止対策として「抜き打ちのドーピング検査、検査に引っかかったら永久追放か5年間出られないとかにしないと。メリットが大きいからやるわけですから」と訴えた。
因みに、城戸は今年5月のRIZINで抜き打ちのドーピング検査を受けたといい「おしっこが出る瞬間まで、チェックされました」とも語った。
格闘技各団体は、抜き打ちドーピング検査を導入して再発防止に努めるしか歯止め策はないのかもしれない。
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