【RIZIN】木村ミノル、ドーピング“陽性”で謝罪、処分は半年間の出場停止、使用はK-1離脱後に
格闘技団体の『RIZIN』は2日に都内で記者会見を行い、今年6月24日開催の『RIZIN43』に参戦した元K-1王者・木村“フィリップ”ミノル(29=Battle-Box)のドーピング検査の結果が”陽性”だったことを明らかにした。試合では初回失神KO勝ち、前日計量では、木村のこれまで以上に進化した肉体のムキムキぶりが話題となっていた。
【フォト】木村ミノルの“ムキムキ”計量、ドーピングが疑われていた豪快ボディ、衝撃の失神KOシーンも
会見には、木村とRIZINの榊原信行CEOが出席。まず、榊原代表が神妙な面持ちで「検査の結果は陽性ということになり、ドーピングしていたことが分かりました。嘘をつかれたの、話になんないよ、というのが、正直な気持ち」と怒りをにじませ、処分については、当該試合の結果は無効試合、契約に基づく罰金、RIZINにおいて半年間の出場停止とした。
続いて、木村は「今回ドーピングをした状態で試合をし、選手、関係者、応援してくれるファンの皆様に申し訳ない気持ちで一杯です」と謝罪。検出されたものは、禁止薬物のクレンブテロールで、K-1離脱後の試合ができない期間、モチベーションを保つために、使用していたという。因みに、クレンブテロールは筋肉増強の効果、減量中に筋肉ではなく脂肪が落ちる効果をもたらすものだ。
木村は6月に参戦したRIZINの試合準備については、その使用は辞めていたが、陽性反応が出たのは、まだその成分が身体に残っていたから検出されたと説明。以前からの使用疑惑については、あくまで“K-1離脱後から”と強調し、RIZIN参戦前の22年12月の『INOKI BOM-BA-YEx巌流島』の矢地祐介戦(1R KO勝利)、23年3月の『KNOCK OUT』のクンタップ・チャロンチャイ戦(1R KO勝利)の時は、減量の効果を上げるために使用していたと告白した。木村は21年12月にK-1ラストマッチとして、和島大海と対戦。KO負けした後、1年間後に正式にK-1離脱となっていた。
木村は約2ヶ月前のRIZIN北海道大会に参戦し、その豪腕パンチで相手のロクク・ダリを失神KO。衝撃的な勝利を飾っていた。しかし、大会後、榊原代表が、以前から噂となっていた木村の“ドーピング疑惑”について言及。その状況を受けて、木村にドーピング検査を実施したことを明らかにしていた。
榊原代表はこれまで、タイトルマッチ、グランプリなどのビッグマッチ出場選手を対象したものや、抜き打ちの検査を実施してきたが、今後は、さらに厳格化を進め、厳格な対策を進めて行くという。
木村は「クリーンな肉体を作って、正々堂々、皆様の前で戦いたいと思います」と語ったが、果たしてRIZIN復帰はあるのか。
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