魔裟斗、伝説のKID戦で“動揺した出来事”の本音を告白「ダウン取られた時より…」
元K-1世界王者の魔裟斗(44)が12日、自身のYouTubeを更新。2004年の大晦日に行われた、山本“KID”徳郁との試合を振り返った。
動画では、その“伝説の試合”を裁いた岡林章レフェリーをゲストに招き、魔裟斗は「ダウンを取られた時よりも、ローブロー入れた時の方が焦った」と当時の心境を語った。
【フォト&動画】魔裟斗が振り返る伝説のKID戦、15年に行われた2人の最後の対決も
試合は、1RにKIDの左ストレートで魔裟斗がまさかのダウン。その後、魔裟斗のインローがKIDの急所に入ってしまい、KIDはうずくまるほどのダメージを負った。インターバルの後に試合は再開され、魔裟斗が2Rにダウンを奪い返すなど優位に進め、判定勝利した。
魔裟斗は「KIDは踏み込みが速かった、距離が異常(に遠い)。(自分の攻撃が)当たらないわけよ、ハイキック蹴っても空振りでしばらく距離感が掴めない感じで、その距離からダッと詰めてくるから」とKIDの独特な戦い方にやりづらさを感じたという。
岡林レフェリーはローブローについて「(KID)はサウスポーで(スタンスの)幅も広いからインローがモロね」と魔裟斗の蹴りが入りやすかった理由を説明し、「さすがに(再開は)無理だろうと思って、リングに顔付けて倒れてたんで相当苦しかったんだと思いますね」とローブローが入った時は試合が終わったと感じたそうだ。
魔裟斗は「ダウン取られたからこっちも取り返さないといけないとプレスを強めていった、ローキック蹴った時に入っちゃったんだよね」と自身の気持ちを明かした。
自身のダウンシーンを魔裟斗は「ダウン取られた時は、ダメージはなかったんですよ。タイミングだったので、そんなに焦ってはいなかったです」とコメント。
それよりも「ローブロー入れた時の方が焦りました」と、ローブローにより、試合が一時中断した時の方が焦ったという。「これだけ注目された試合で、5万人が大阪ドームに入ってて、この1Rでノーコンテストになっちゃったらどうするの?そんな空気感でしたよね」と話した。
また、岡林レフェリーは「階級上の魔裟斗選手とやって、KID選手があれだけできるってすごい事だと思って、あの体格差であれだけ出来るというのは普通じゃなかったですよね」とKIDの凄さを強調。
動画の視聴者からは、「当日会場で観させてもらってましたが、あの会場の盛り上がりは異常でしたね」「やっぱり魔裟斗vs KIDを超える試合はありません」という声が寄せられており、今でも語り継がれる伝説の試合だ。
試合中のローブローによるアクシデントは、苦しんで悶絶している蹴られた選手に視線がいくのはよくあるが、状況によっては、実は蹴ってしまった選手も当然の如く大きくメンタルに影響するという裏話。どんな大舞台、強豪が相手でも冷静に戦い続け一時代を築いた魔裟斗でさえも、この出来事で平常心を失った訳だ。
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