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【NIPPON FIGHT】魔裟斗、KIDとの11年ぶり再戦を制す

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2015/12/31(木)UP

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ニッポン・ファイト実行委員会
「NIPPON FIGHT」

2015年12月31日(木)神奈川・大さん橋ホール

パンチでKID(右)を追い込む魔裟斗(左)


▼メインファイト スタンディング特別ルール 3分3R
○魔裟斗(シルバーウルフ/K-1 WORLD MAX世界トーナメント2003・2008優勝)
判定3-0 ※三者とも30-26
●山本“KID”徳郁(KRAZY BEE/HERO’S 初代ミドル級世界王者)

 2009年の大みそかに現役を引退した魔裟斗が、「子供たちに戦う父の姿を見せる最後のチャンス」と今回の参戦を決意。現在UFCに参戦中のKIDは、東日本大震災復興・被災地の仲間への友情とともに東日本大震災チャリティとして開催される今大会に参戦を決意した。

 両者は2004年の大みそかに開催された『K-1 PREMIUM 2004 Dynamite!!』にてK-1ルールで対戦。1RにKIDがダウンを奪ったが、魔裟斗が反撃して壮絶な打ち合いの末に魔裟斗が判定勝ちを収めている。今回の再戦はスタンディング特別ルール、前回と同じく3分3RのKO・判定決着ありで行われた。

 1R、プレッシャーをかける魔裟斗に対し、KIDはサークリングしながら距離を取る。魔裟斗は右ミドルを多用し追い込んでいく。KIDは二段蹴りを魔裟斗の顔面にクリーンヒット。魔裟斗はダメージを感じさせることなく、右インローを連発していく。

 2R、右インローでKIDを追い込む魔裟斗はコーナーに詰めてパンチのラッシュ。距離を取るKIDに対し、再びラッシュを仕掛けた魔裟斗が左フックでダウンを奪う。

 3R、後がないKIDだが、右インローを効かされたか、なかなか前に出られない。魔裟斗がパンチラッシュでKIDをKO寸前まで詰め優勢のまま試合終了。

 大差をつけて判定勝利した魔裟斗は「自分の周りには挑戦する人が多く、自分も挑戦することに決めました。これから本当にリングに立つことはないが、勝つ姿を見せることができて嬉しい。引退して6年。たくさん応援してくれる人がいて凄く力になりました」とマイクアピール。

 一方、敗れたKIDは「これからの総合の試合にいい経験になりました。魔裟斗さんまた10年後にやりましょう」と3度目の対戦を呼びかけていた。

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