2023/10/22（日）UP
（最終更新：2023/10/22 12:13）

コスタが暴徒化した観客と喧嘩@SpinninBackfistより

　10月22日（日本時間）UAEアブダビのエティハド・アリーナで開催された総合格闘技イベント『UFC294』の会場にて、欠場した選手が観客を殴るなどの暴動騒ぎが発生。この映像が拡散され、ネットも炎上した。

　渦中の選手はUFCミドル級6位のパウロ・コスタ（32＝ブラジル）。コスタは元々、本大会でセミメインで実施されたカムザット・チマエフ（ロシア）と対戦予定だったが、ヒジの手術のため直前で欠場。チマエフはその後、相手をカマル・ウスマンに変更し対戦。見事勝利を収めたが、ファンは納得いってなかったようだ。

ロックホールド（左）との激闘を制すコスタ（右）©️UFC

　日頃の攻撃的な言動と今回の欠場があってか、会場入りしたコスタに対し観客はブーイング。控室とバックステージへの通路をコスタが警備員と共に歩くと、コスタに気付いた観客の一部が暴徒となり、そのうちの男性一人がジャンプして、コスタに飛びかかっていった。するとコスタがその男性にパンチ！コスタには怪我はなく、騒動もすぐに収まった。

　しかし、観客がこの騒動を撮影した映像が瞬く間に拡散されるとネットは炎上。「ヒジ手術で欠場したのに殴れるなんて」「会場観戦はすべきでなかったのでは」「どっちもどっちだ」「UFC史上最低のパンチだ」などの非難の声が寄せられた。

　コスタは20年9月に当時の王者イスラエル・アデサンヤのタイトルに挑戦するなどミドル級を代表する強豪。今回流れてしまったチマエフ戦も多くのファンが期待していただけに、今回の騒動は残念な限りだ。次回登場する時はケージの中で戦う勇姿を見せてもらいたい。

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