2023/10/28（土）UP
（最終更新：2024/02/25 19:50）

井上拓真がスパーリング中に助骨骨折、防衛戦は延期に

　同級王者のWBA世界バンタム級の井上拓真（27＝大橋）が助骨（脇腹アバラ骨）骨折により、11月15日に予定されていた元IBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス（31＝フィリピン）を迎えての初防衛戦が延期となった。
　井上本人と所属ジムの大橋会長が28日に発表。帝拳ジムは興行自体を延期にすると同日に発表した。

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　大橋会長は「井上拓真がスパーリングで脇腹骨折によりまして11月15日の試合が延期になりました。試合を楽しみにしていたファンの皆様、アンカハス陣営、同じ試合に出場する選手興業関係者の皆様にはご迷惑をおかけしまして大変申し訳ありません。まずは完治させる事に務めさせます」と結んだ。

　帝拳ジムは「左第１０、１１肋骨骨折のため出場不可となり、ＷＢＡ世界フライ級戦を含めたイベント全てを延期させていただくこととなりました。約４週間の加療を要するとの診断結果により、再日程等調整のうえ改めて開催させて頂く予定です」と報告した。

　今回の挑戦者アンカハスは、IBF世界スーパーフライ級王座を9回防衛した強豪サウスポーだ。そのアンカハスについて井上は9月27日の会見で「自分が今まで戦ってきた中で、いちばん強い相手だと思っています。なので自分も過去一最高の仕上がりをして、しっかり倒したいと思います」と“過去最強”の相手と捉えていた。

　フィリピンから三人のスパーリングパートナーを招聘し、練習を積んでいた井上だが、アンカハス戦に向け熱が入りすぎたのか。

　井上は28日正午前にSNSを更新「僕の練習中の怪我により11月15日の興行が延期になりました。楽しみに待って頂いていたボクシングファンの皆様、アンカハス陣営、同じ興行に出場予定だった選手、そして関係者の皆様、大変申し訳ございません。今はまず怪我の回復に努めたいと思います」と報告した。再調整の報告を待ちたい。

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