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前田日明、金原正徳に力説した“日本人ファイターに足りないもの”とは?

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2023/11/01(水)UP

前田日明が“日本人ファイターに足りないもの”を指摘した

 前田日明が昨日10月31日、金原正徳のYouTubeチャンネルに出演した。
 金原は9月『RIZIN.44』でクレベル・コイケを破り世界の壁を破ったばかり。前田は今回の動画で、“日本人ファイターが世界で戦う上で必要なこと”について力説した。

【動画】前田、金原に語った“日本人ファイター”に足りないもの

 前田は、日本人ファイターに足りないものについて「身体の強さ。肩も首も腰も脚力も、上半身の力も弱いですね」と指摘。金原が「筋トレとかで鍛えた筋力とは違うんですか?」と質問すると前田は「筋肉を使い切れてない」と分析した。

 とくに神経系トレーニングの必要性を語った前田は「筋肉の運動を指令視野において、全部使えるようにしろというトレーニングなんだけど、これが大事」という。神経系トレーニングとは、神経から筋肉への伝達スピードを高めるトレーニングのこと。「伸張反射」とも呼ばれ、取り入れている選手やトレーナーは多い。

前田(左)は金原(右)に世界で戦うために必要なことを語った(YouTube『金原正徳の金ちゃんTV』サムネイルより)

 さらに前田は「あとはスタミナですね。RIZINは5分3ラウンド。海外は5ラウンドやる。競った試合をする中で5ラウンド目でも、チャンスだと思ったらダッシュ(ラッシュ)できる。日本人選手は、自分と同等かもっと強い選手とやって5ラウンド目にダッシュできないじゃん」とスタミナの重要性も主張。

 金原は「僕はぶっ倒れちゃいます」と苦笑した。前田は「(海外で)チャンピオンになりたいならば、それくらい身につけなきゃダメだね。あと技術は、日本人はオタクで職人気質の国民だからあるんだけど、一回、対策を立てられるとパワーで潰されてしまう」と技術だけに走るのは危険と警鐘を鳴らした。

 また、ボクシング、レスリング、柔道で世界一になっているアスリートについても分析し、「井上尚弥は日本ボクシング界の最高峰ですね。あれはいない。よく素質と言われるけど、関係ないんだよね。早い時期から、運動神経とか知覚神経が体に伸びている時期から必要なトレーニングをするからだ」と幼少の頃から効果的なトレーニングをしているかが差をつけていると前田はいう。

 たしかに、一般的にゴールデンエイジ(5歳から8歳)と呼ばれる年代から、とくに神経系のトレーニングをすると、その伸び率は顕著という研究結果も出ている。那須川天心しかり、吉田沙保里しかり、世界で活躍するアスリートの多くは幼少期のトレーニングや経験値が競技に反映されているようだ。

 幼少期には戻れないファイターがこの差を埋めるために必要なことは、スタミナづくり、筋力を競技に直結するための神経系トレーニングへの取り組みなのかもしれない。地道でかつ効率的なトレーニングの積み重ねが、世界と戦う武器になるのだろう。

▶次ページは、【動画】前田、金原に語った“日本人ファイター”に足りないもの

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