【UFC】平良達郎、12.10他団体王者との対戦に「爆発的な勝利をあげる」=インタビュー
【平良インタビュー 2ページ目】
━━そういった成長を踏まえて、どんな試合を見せたいと思っていますか?
(真顔で)見ている人たちからは、この試合が終わったあと、「平良に早く上位ランカーとやらせろ!」という暴動が起きると思いますね。
━━暴動というのは物騒ですが(笑)、それだけの試合を見せてやろうという意欲が伝わってきました。
そうですね。今回ここで勝てなければブレーキがかかってしまいますし、ずっと上に行くためには落とせない試合というのが続いていくので、しっかり勝って、「平良とこの選手がやったらどうなるんだろう?」と、見ている人たちがわくわくするような、幻想を抱かせる試合をしたいです。
━━ところで、今回で5戦目となります。改めてこのUFCという舞台で戦うということとは?
僕が憧れていた場所で戦えている幸せというものを感じます。今日もUFC PI(パフォーマンス・インスティテュート)で練習してきて、何度訪れてもすごい施設だと思いますし、そこにある湯船に浸かりながら「UFC」というロゴを眺めて、「ああ、素晴らしい……!」と思っていました(笑)。UFCで戦えていることに感謝をしながら、日本を背負って戦おうと思っています。毎回毎回「ここがUFCだ!」って思いますよね。
━━そうしてUFCで試合を重ねてきて、ご自身の無敗記録の更新はもちろん、日本人選手で5連勝というのは水垣偉弥さんの記録とも並びます。さらに現在はフライ級でのランク入りも見据えているというなかで、1試合ごとの重みが増していますか。
水垣さんとは戦っている相手も違いますので数字だけをとってどうこうは言えないですが、自分自身はベルトを獲るために、ランク入りをして順位もどんどん早く上げていかなくてはいけないですし、本当に、タイトルに早く近づきたいという焦りを感じています。なので、できるだけ早くどんどんランカー達とやっていきたいという欲が高まっている感じです。
━━なかなか決まらないランカー戦は見ている側としても待ち遠しい状況ではありますが、先日、ESPNが発表している世界のアンダー25のMMAファイターのなかで4位にランクインしました。実力が認められて評価が伴ってきた実感はありますか?
それがどこまですごいのかは正直よくわからなかったのですが(笑)、次回は1位になるようにがんばります(笑)!
━━ちなみに2位がライバルのムハンマド・モカエフ選手です。やはりこういう企画でも早く追い抜きたいですか。
(顔をしかめて)厳しい現実ですね……、はい。
━━モカエフ選手のようなレスリングの強い相手とこれから戦っていくことと関連して。日本時間で6日の夜に、カザフスタンの『Naiza FC 55』で、かつて平良選手が対戦した福田龍彌選手が地元出身のディアス・エレンガイポフ選手の王座に挑戦し、完封負けを喫しました。あの試合はご覧になりましたか?
はい、5Rぜんぶ見ました。福田選手としては、しっかり立ったらすぐ圧をかけたりと、ご自分がやるべきことをやっていたと思うので、本当に相手選手が強かったというところに尽きると思います。僕はMMAでもレスリング出身の選手というのは線引きしているところがあるのですが、フィジカルなども変わってくる印象もあって。エレベーション・ファイトチームにも、カザフスタンの選手がいてONEの元フライ級王者のカイラット・アクメトフ選手や、UFCファイターで17戦無敗のアザット・マクスム選手と一緒に練習していたので、どちらをとってもカザフスタンの選手はレスリングがすごく強くて、福田選手の試合を見ながら「ああ、あのタイプか……」って思ったのですけど。ずっとレスリングをし続ける持久力もありますし、福田選手の試合を通して、自分もそういう選手にも対応していかなくてはいけないと感じていました。もちろんいろんなバックボーンはありますので、あらゆるタイプを攻略していく姿を見せたいですね。
━━同い年の鈴木千裕選手は、アゼルバイジャンの地でやはりレスリング力に長けたヴガール・ケラモフ選手にKO勝利でRIZIN王者となりました。刺激を受けていますか。
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