【UFC】平良達郎、12.10他団体王者との対戦に「爆発的な勝利をあげる」=インタビュー
12月10日(日)9:30より開催予定の『UFCファイトナイト・ラスベガス83』のプレリミナリーに、現在UFC4戦全勝の平良達郎(Theパラエストラ沖縄)が参戦、デイナ・ホワイトのコンテンダーシリーズ出身のストライカー、カルロス・ヘルナンデス(アメリカ)と対戦する。
この平良のインタビューが7日、U-NEXTより届いた。日本出身のUFCファイターでは水垣偉弥に並ぶUFC5連勝、そして自身の無敗記録(現在14戦無敗)の更新に向け試合に挑む。
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【平良達郎 U-NEXTオフィシャルコメント】
━━試合まであと3日となりました、現在の心境は?
体重調整もうまくいっていますし、いつもより自分自身がリラックスできているな、と感じていて。……うん、本当にリラックスしています!
━━リラックスできているのは、すっかりラスベガスは「ホーム」になっているというところでしょうか?
そうですね(笑)。練習環境もすごくいいですしスタッフの皆さんも優しいので、そう感じられる部分もあります。でもやはり「やるべきことをやってきた」というのが一番大きいですね。「あとはもう試合をやるだけだ」と、気持ちの整理がついている感じです。
━━同門の旭那拳選手との練習風景もソーシャルメディアに上がっていましたが、今回同行されたのはTHE パラエストラ沖縄の松根良太代表の意向なのですか?それとも平良選手の希望で?
松根さんと話し合って「誰か1人、ジムから連れて行きたいね」と話していました。それで、僕は旭那選手のことを “拳さん” と呼んでいるのですけれど、「拳さんがいいです!」とお願いして、一緒に来てもらっています。松根さんからもUFCに一緒に行くのはいい経験になるからということで。拳さんは本当に僕が初心者の頃、ジムに行き始めた初日からずっと、毎日練習に行ったら道場にいるという先輩でしたので、道場のなかでも一番古い兄貴分というか、お兄ちゃん的存在です。拳さんがいることで心強いですし、安心感もあります。
━━そしてこれからもう1人の兄貴分、岡田遼選手も合流してセコンドに付かれるのですよね。
はい!
━━今回対戦するカルロス・ヘルナンデス選手の印象を教えてください。
第一印象は「足を使って、ボクシングする選手」。ストライキングを好む選手なのだなというイメージを持っています。
━━ストライカーですが、一発で倒すという結果よりも判定、しかもスプリットで、競り合った試合を制している印象です。打ち合いのなかでポイントを稼いでいくような戦い方については、どのように感じていますか?
そうですね。過去の試合を見ても爆発力があるタイプではなくて。相手からすると無理に行きすぎちゃって、それを耐えられてしまって判定まで行った結果、スプリットでヘルナンデス選手に取られてしまうという。そういうパターンが想定しうるので、自分としては試合をフィニッシュし、判定まで行かせないということはもちろんですし、ラウンドを支配するということも考えています。ぼくの前戦が結構相手にもチャンスを与えた試合だったので、そういう、相手に山場を作らせずに自分がコントロールする……なかで、フィニッシュします!(笑)
━━堂々のフィニッシュ宣言、ありがとうございます。出稽古先のコロラドのジムでヘルナンデス選手を知る選手にアドバイスももらってきたそうですが、そうやって外から得てきたものを帰国後はどのように沖縄での練習に組み込んだり、松根さんたちと共有して組み立ててきましたか?
練習方法の話で言うと、向こうではコーチが仕切って、セミナーのような形で最初にテクニックのクラスがあり、それからスパーリングのクラスがあったりという感じなのですが、そういうメニューを自分で組みたてなくてはいけないので、「どういう練習が必要か」を考えて、向こうで学んできた使えそうなことをやっていました。向こうで習ってきたものを頭で整理することと、この試合について必要な武器について「自分には何が必要なのか」ということをすごく考える時間が多くなってきた気がします。
━━具体的にどういう点を課題として取り組んできましたか?
試合と練習を近づけるということと、あとはあまりしてこなかったパウンドのイメージなども、スパーリングでも、押さえて一本という展開のなかでもしっかりとパウンドを混ぜて相手にダメージを与えてポイントを取ることなども意識して練習していました。
━━しっかりポイントを取るというお話で、先ほども前回のエドガー・チャイレス戦での反省点をご自身で挙げていたとおり、ユナニマス判定勝利ではありましたが、危ない場面があり、スコアを見ると3Rは相手に取られていました。今回のヘルナンデス戦に向けてという意味でも、ああいう「ヒヤッと」させられる場面が命取りになることがあると思います。前戦で平良選手のなかで思うようにいかなかった部分をきっちり修正してきた感じでしょうか。
そうですね、そういうところには向き合ってきました。自分にはちょっと「譲る」というか、相手にやらせて最終的には自分の流れにするというヘンな癖があるので、しっかり手前で対処するとか、松根さんたちとも話し合って、「相手が落ち着く時間を減らす」ということを意識してやってきました。
━━そういった成長を踏まえて、どんな試合を見せたいと思っていますか?
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