ピーター・アーツが”世界規模”キックボクシング大会を国内で開催、ミルコ、バンナらも協力
K-1 GRAND PRIXで3度世界王者となったピーター・アーツが新たに立ち上げるキックボクシングイベント『LEGEND(レジェンド)』の開催が13日、都内で発表された。来年6月から本格的な興行が行われる。
会見ではミルコやバンナ、サム・グレコら、かつてK-1でアーツと共に戦った戦士たちが協力を申し出る映像が流れ、登壇したアーツは「伝説的なファイターを育て、偉大な団体にしたい」とかつてのK-1のような大きなイベントにしていきたいと意気込んだ。
【フォト】K-1レジェンドたちが次々と協力を申し出る!会見の様子
会見の前には『レジェンド』に協力するファイターや世界各団体からのビデオメッセージが流れる。ミルコ・クロコップ、サム・グレコ、ジェロム・レ・バンナ、フランシスコ・フィリォ、フランソワ・ボタ、レイ・セフォーら旧K-1戦士が次々と「共に協力する」「コラボレーションする」「ファイターたちを送り込む」と表明した。
世界中に散らばったビッグネームたちが団結して、大会を作っていく。
またISKAヨーロッパや、WKUやWKOといった、欧州で権威あるタイトル認定団体の代表たちもこぞって『レジェンド』に選手を推薦するなど協力すると申し出た。
会見でアーツは、娘でプロキックボクサーとして活躍するモンタナ・アーツ、そしてLEGENDゼネラルマネージャーの大成敦氏と登場。
アーツは「新団体を作るのが長年の夢だった」と語り「日本は第二の母国。お互いを尊重する武道の精神を持つ国。ここで伝統的なファイターを育て、偉大な団体を作っていきたい」と日本で新しくキック団体を作ると意気込んだ。
イベントは「各国のチャンピオンなど、レジェンドファイターを招待し、海外の強い選手同士や、日本の選手と戦う」ものであるとし「世界トーナメントも組んでいきたい」とアーツが戦ってきたK-1ワールドグランプリのようなトーナメントも目指す。
アマチュアの育成もテーマにしており、大成氏によると「まず来年の3月に、アマチュアや新人戦を行い、6月に新人戦から出た選手も含めた、日本人選手と海外強豪が戦うビッグマッチ」を行うと言う。この“アマチュア&新人戦-ビッグマッチ”のサイクルで続けてゆくとし「次は8月に新人戦で選考会、12月くらいに本興行」と、継続していくものになる。
開催地は首都圏であり、まずは3月24日に東京もしくは東京近郊での「アマチュア&新人戦」大会を行う。配信も行う予定だ。
さらに空手やムエタイの試合も行いたいとし、大物同士のビッグマッチも計画しているとのこと。
会場には白蓮会館 世界王者の福地勇人も来場し、舞台で挨拶した。
福地に尋ねると「(アーツとは)4年前に知り合って、気に入ってもらっている。大会にも毎回来てくれる仲。もし戦えるなら、松井派の強い選手とやってみたい」と主戦場のJFKOや新極真会以外である、極真会館(松井館長)の強豪と、レジェンドの舞台で試合をしてみたいとコメントした。
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