【RIZIN】太田忍、芦澤竜誠の途中退出に一笑「ピリピリしすぎて疲れないように」

2023/12/29（金）UP
（最終更新：2023/12/29 21:16）

　12月31日（日）、さいたまスーパーアリーナに開催される『RIZIN.45』に向けて［RIZINバンタム級（61.0kg）マッチ］で対戦する太田忍（パラエストラ柏）と芦澤竜誠（フリー）が、試合前個別インタビューに答えた。芦澤は「見てろって言ってんだろ、試合を」とインタビューを途中退出する姿を見せたが、それに対して太田は「子ども？」と笑う場面もあった。

【動画】太田忍、右フックで“豪快”KOシーン

　現在の意気込みを聞かれた太田は、「しっかり勝って、いい年越しをできるようにしたいですね」とリラックスした表情。一方の芦澤は「絶好調」と調子の良さを見せた。

　試合展開について芦澤は「見ればわかる。それまでお楽しみに」と話していたが、太田は「芦澤選手は格闘技と真摯に向き合っている。どう仕上げてくるかわからないので、そこは楽しみ。でも、僕の方が圧倒的に強い。MMAのスキル、経験値も違う。MMAデビュー戦なのでテイクダウンを狙ってくるとは思えないので、やってきたらラッキー」と自信を見せた。

　多くを語らなかった芦澤だが「俺のヒジとかヒザを楽しみにしておいてくれ」とヒントを与える中、太田は「相手は死に物狂いでやって来るんで制圧して、しっかり勝ちたい」と気を引き締めた。

　ただ太田は今回の試合へ向けて「モチベーションの作り方が難しくて、この先、勝って何があるのかもないんで。でも試合が近づくにつれて、コンディションが落ち着いた」と自分の中で整理をつけてきたという。

　芦澤は太田との身長差（芦澤が10cm高い）について聞かれると「うるさいよ。見てろって言ってんだろ、試合を、てめえら！だからマスコミの奴らは嫌いなんだよ。試合前で、見せモノじゃねぇんだよ、格闘家は。おい、撮影とか面倒くさいんだよ。質問してくんじゃねぇよ。見てろって言ってんだろ。うるせえんだよ、この野郎。俺は勝ちに行くんだよ、ファイターなんだよ、なめんじゃねえぞ。はい、終わり」と退出した。

　後で芦澤の途中退出を知った太田は、「子ども？失礼なインタビューしたの？ピリピリしていたの？」と記者に逆質問。太田は「あとでSNSで見てみます」と興味津々となるも「でも、ピリピリしているということは、この試合にかけていることなので受け止めたい。ピリピリし過ぎて、疲れないようにしてほしいですね」と気にかけていた。

　ちなみに身長差に関して太田は、「リーチ差はアドバンテージになるのは間違いないんですけど、距離を潰せば今度はこちらが有利になる。これまでもリーチ差のあるストライカーに勝っているんで」と気にしていないという。

　イライラムードの芦澤とリラックスムードの太田。この差が試合でどんな結果になるのか気になるところだ。

＜2人の近況＞

　芦澤は“K-1の問題児”として知られ、昨年末にはK-1との契約が満了。今年4月のRIZINで皇治とのキックボクシング因縁対決を制し、その後MMA転向を宣言していた。

　対する太田は、レスリングの2016年リオ五輪銀メダリストであり、2019年世界選手権金メダリスト。MMA転向後は8戦4勝3敗1分。今年4月、倉本一真に右フックで衝撃の1R KO勝利を飾り、7月の瀧澤謙太戦ではパンチ連打で1R TKO勝利と、2連勝でタイトル挑戦に近い位置にいたが、10月に佐藤将光に判定負けを喫し、今回は再起を狙う。

＜『RIZIN.45』出場選手インタビュー＞
・芦澤竜誠、会見中に”ブチ切れ”退出！「見世物じゃねえんだよ、質問すんな！」マスコミに怒り爆発か
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・堀口恭司、前回のアイポークは「拳は握っていた」神龍誠「自分でそれ言っちゃうんだ」反論
・“引退試合”山本美憂「自分らしく暴れ回る」女王・伊澤星花は“必勝宣言”

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