井上尚弥がESPN年間最優秀ファイターに選出!中谷潤人は年間KO賞に
29日(現地時間)米スポーツメディアESPNが毎年選ぶ『ファイターオブザイヤー』(年間最優秀ファイター)に井上尚弥が選ばれた。
今年のプロボクシングで最も傑出した男子ボクサーに贈られる賞。井上の一年はまさにそれに相応しいものとなった。昨年12月にはポール・バトラーにKO勝利で締めくくり、バンタム級4階級制覇すると、今年1月にそのベルトを返上。スーパーバンタム級に上げ、7月にスティーブン・フルトンを第8ラウンドでKO勝利。この階級初戦で2団体統一王者となった。
この勝利に続き、井上は12月26日に東京でマーロン・タパレスと対戦。ディフェンスの固いタパレスに10ラウンドでKO勝利。史上二人目の2階級4団体制覇となった。
次賞は前4団体統一世界ライト級王者で、WBC世界スーパーライト級の新王者デビン・ヘイニー(米)。今年5月にロマチェンコを下し4団体統一初防衛に成功すると、王座返上、階級を上げWBC世界スーパーライト級王者のレジス・プログレイスに挑戦。3ラウンドにダウンを奪い、12ラウンド3-0(120-107×3)の判定勝ちを収め王座獲得に成功、2階級制覇王者となった。
特別賞は史上初の2階級4団体制覇となったテレンス・クロフォード、現WBC世界スーパーミドル級暫定王者で“無敗のメキシカンモンスター”デビッド・ベナビデスとなった。
『ファイト・オブ・ザ・イヤー』(年間最優秀試合)はハイメ・ムンギアvsセルゲイ・デレフヤンチェンコ。
6月10日、カリフォルニア州オンタリオで行われたWBCスーパーミドル級シルバー王座戦。ムンギアは大本命としてリングに上がったが、38歳でこれまでゴロフキンら強豪にタイトル戦に挑んだベテランが互角の激闘を見せ健在ぶりをアピール。最終ラウンドにムンギアがボディでダウンを奪い判定勝利も、最も激闘といわれた試合が選ばれた。
KOオブ・ザ・イヤー(年間最優秀KO)には、5月20日、米・ラスベガスにて開催された『WBO世界スーパーフライ級王座決定戦』で、中谷潤人(M・T)がアンドリュー・モロニー(豪)に最終12ラウンド2分42秒、左フックでKO勝利。日本人男子では17人目となる世界二階級制覇を果たした。
女子の『ファイターオブザイヤー』(年間最優秀ファイター)には、ケイティ・テイラー(アイルランド)が選ばれた。今年11月25日、シャンテル・キャメロンと再戦し、10ラウンド2-0(98-92、96-94、95-95)の判定でスーパーライト級4団体王座を獲得しライト級に次いで女子の2階級4団体王座統一王者となった。
次賞は今年2月にフェザー級4団体統一に成功したアマンダ・セラノ(プエルトリコ)が選ばれた。
▶次ページは【フォト】井上尚弥、フルトン戦とタパレス戦でのKOの瞬間
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