2024/01/01（月）UP
（最終更新：2024/01/01 08:14）

アーチュレッタは体重超過の理由を語った

　12月31日（日）さいたまスーパーアリーナで開催された『RIZIN.45』の［RIZIN MMAルール］で、朝倉海（JAPAN TOP TEAM）にKO負けを喫したフアン・アーチュレッタ（アメリカ/THE TREIGNING LAB, HB ULTIMATE & GRACIE BARRA）が、試合後インタビューに応じ、前日計量での体重超過についてその原因を語った。

【フォト】アーチュレッタと朝倉海の激しい打ち合い！

　アーチュレッタは前日計量で契約体重61.00kgを2.8kgオーバーとなり、王座はく奪に。両者は試合直前まで交渉が行われ、試合1時間前の再計量で戻しが68kgまでならば実施となり、両者ともにクリアとなった。なお、朝倉が勝てばベルトを巻くが、負ければ王座空位となり、アーチュレッタが勝利してもノーコンテストの特別ルールに変更となっていた。

　試合は、1Rから左右フックの強打で入ったアーチュレッタ。2Rもアーチュレッタがフックで入り、積極的に攻めるも朝倉のヒザ蹴りがカウンターで直撃してKO決着となった。

　試合後インタビューに現われたアーチュレッタは、「フラストレーションが溜まる感じでした。なんで自分がと。トレーニングも、ファイトキャンプもすべて順調にいっていたが、計量が大失敗してしまった」と改めて振り返った。

アーチュレッタの右が炸裂

　計量オーバーとなった経緯について「先週月曜日、お腹に菌が入って腰痛もあって体調が悪くなりました。金曜日も悪くて、体重を落とし始めることができなかった。それでも起きて水抜きを始めたけど、あるところで全く体重が落ちなくなった」と腸が感染症にかかっていたことを明かした。

　出場辞退を考えなかったか聞かれると「契約書にサインした瞬間から、サポートしてくれる人たちのために覚悟を持って試合をしている。骨一本、血一滴まで、組まれた試合をやるという決意がある。やらないという選択肢はない。でも、今回は私の手の届かないところで起こってしまった」と語り、自分ではどうすることもできない苦しい状況に置かれていたことを告白した。

　リング上では試合を受けてくれた朝倉と会話したが、「お互いにリスペクトして、同じ土俵で戦ってきた戦士。どのくらいの犠牲をしてきたか分かっているつもりなんで、彼には感謝している」とあらためて感謝を述べた。

　今後については「願いが叶うならばRIZINにいたい。タイトルは失ったけど、取り返したい。日本でキャリアが終わっても良いくらいに思っている」とアーチュレッタは日本が大好きだという。今回は病気という不運に見舞われたが、これからアーチュレッタはどんな巻き返しを見せてくれるのだろうか。

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