2024/01/09（火）UP
（最終更新：2024/02/10 15:54）

左から馬渡、マイク・ジョー、伊藤、吉成、永澤、重森、レンタ　日本ムエタイ界のビッグネームが揃う

　2月12日（月・祝）東京・後楽園ホールで開催される、タイ・ラジャダムナンスタジアムワールドシリーズ（RWS）初の日本大会『RWS JAPAN』の記者会見が9日、行われた。
　RWSはタイで大人気のビッグイベントで、今回は日本で初開催となる。
　7つの対戦カードが発表され、ラジャ3階級制覇者で、現スーパーフライ級暫定王者・吉成名高（エイワスポーツジム）の、正規王座統一戦（3分5R）等が行われる。

【フォト】豪華7組のマッチメイクカード、吉成ら選手たちがそれぞれ並ぶ

　まず［ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級タイトルマッチ］として、同級正規王者のプレーオプラーオ・ペッフ・ラオファー（タイ）と、暫定王者の吉成で統一戦を行う。

名高は”真の”3階級制覇へ

　名高は10代の時に、日本人初のラジャダムナン・ルンピニー統一王者（ミニフライ級）に。昨年7月にはラジャダムナンフライ級王座も奪取、さらに今年12月には、同スタジアムのスーパーフライ級暫定王座をKOで奪取した。

　名高は相手を「本当に強い選手。でもこのプレッシャーを乗り越えてはじめてチャンピオンになると思っている」と強敵と評価する。

　試合について「完封勝利を目指す」と一度は語るも「タイでは人気のある選手。この選手にKOで勝てたら次に繋がるし、倒すからこそスターになれる。KOを狙っていきたい」と、会見が進むうちにKO宣言も飛び出した。　

　他にもタイの“ガチ強豪”たちが参戦する。

　中でもミドル級で、マイク・ジョー（フィリピン/BATTLE FIELD/TEAM J.S.A）と対戦するペッチマイ・シアダム・ムーバラー・ラジャダムナン（タイ）は、中川夏生BOMプロモーション代表によると「タイ人のミドル級の中では一番強い。最もベルトに近い、ランキングでは一番上」とラジャのミドル級トップコンテンダーだと言う。

　またライト級で重森陽太（Eight Weapons）と対戦するサミンデット・ノーアヌワットジム（タイ）は、中川氏いわく「ライト級では5本の指に入る。もし（重森が勝った場合）ベルト挑戦もありうる」とする。
　重森は昨年2月、ラジャ王座に挑戦するも惜敗しており、今回はまたとないチャンスだ。

　さらにレンタ・ウォーワンチャイ（ウォーワンチャイプロモーション）と対戦する、ラムナムーンレック・オーアチャリア（タイ）は2年連続ライト級RWSトーナメントの覇者であり、レンタは過去一度対戦し敗れている。
　レンタは「持っている以上の力を出し切って倒しに行く」とリベンジを誓っている。

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