【ONE】武尊がスーパーレックにKO勝ちと予想!小比類巻貴之が語る意外な有効技とは?
1月28日(日)東京・有明アリーナで開催される格闘技イベント『ONE 165』のONEフライ級キックボクシング世界タイトルマッチで、王者スーパーレック・キアトモー9(28=タイ)と武尊(32=team VASILEUS)の試合が組まれている。
元K-1MAX日本王者の小比類巻貴之が昨日16日、自身のYouTubeチャンネルで、この世紀の一戦の勝敗を予想。武尊の縦拳のショートアッパーが鍵を握るという。これはメイウェザーも使っている技だ。
【フォト】メイウェザーの縦拳アッパーが朝倉未来の顔を直撃した瞬間、“要注意”スーパーレックのハイキックも
小比類巻は「過去の試合を見るとスーパーレックは下がる時があるんです。前へ詰めていくとスーパーレックは強いと思いますが、武尊選手は下がらせることができるんで有利だと思います」と予想した。
小比類巻によると、「スーパーレックは前へ出て組んでヒザ蹴りをやり続けることができれば強いが、武尊のパンチを下がらずにガードできるかがポイント」と指摘。下がらずに組んでいけばスーパーレックのペース。武尊がスーパーレックをパンチの連打で下がらせるか、打ち合いに持ち込むことができれば、武尊のペースになると見ている。
もしも武尊がペースを握った際、鍵になるのはアッパーだという。小比類巻は「タイの選手は横からのパンチを腕でガードしますが、下からのアッパーが入りやすい」と言い、「左右のフックで揺さぶって、下からの縦の拳のアッパーを決めればKOできるんじゃないかなと思っています」と断言した。
縦拳のショートアッパーをポイントに挙げた小比類巻にイーファイトが独自に取材をすると「縦拳アッパーは、世界レベルのボクサーではメイウェザーなども使っています。通常の拳を返すアッパーだと、ヒジやグローブが邪魔になってしまうこともありますが、縦拳にすることで入りやすくなります」とコメントした。
試合展開については「いつも通りプレッシャーをかけながら、どんどん詰めていくと思う。足を蹴って削りながら。ここで万が一、スーパーレックが詰めてヒザ蹴りを打ってきたら向こうのペースになりますが、武尊は後半にプレスをかけていく。5ラウンドもあるので、武尊選手が倒すんじゃないか」と分析した。
また武尊の精神面にも触れて「いろいろと応援していることを感じていて、プレッシャーを感じれば感じるほど、練習するのが武尊選手。こういう選手は後半に強いです。覚悟の差でも、武尊選手じゃないですか」と評価が高い。
ただ、「万が一、武尊選手がダウンを取られる可能性があるとすれば、右ハイキックだと思います」とスーパーレックの右ハイを警戒している小比類巻。それでも「前にプレッシャーをかけていれば、もらうことはないでしょう」とそこまで心配していない様子だ。
スーパーレックのヒザ蹴りについては「あのヒザ蹴りは倒せるヒザではなく、嫌がらせのヒザです」と小比類巻は見ている。その理由として「倒すためには左ヒザ蹴りをみぞおちの辺りに入れるのがセオリーなんですけど、スーパーレックは右ヒザ蹴りが多い(ともにオーソドックスの構え)。これはヒジに当たるんで大丈夫ですけど、その流れの中で右ハイキックが来た場合だけ注意をしておけばいい」とヒザ蹴りは怖くないと語った。
ヒザ蹴りの名手である小比類巻の意見は、貴重だ。最後に小比類巻は、「スーパーレックとの相性がいいので武尊選手がKOで勝つ」と力強く語っており、世紀の一戦は武尊有利に傾く可能性が出てきた。
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