2024/01/29（月）UP
（最終更新：2024/01/29 05:44）

「また0からスタート」と敗戦を前向きに語る平田

　1月28日（日）に東京・有明アリーナで開催された格闘技イベント『ONE 165: SUPERLEK VS. TAKERU』の[女子アトム級MMAマッチ]にて、三浦彩佳（日本/TRIBE TOKYO M.M.A）に判定負けした平田樹（日本/フリー）が試合後のインタビューに応じ、「また0からスタート、また頑張りたい」と前向きなコメント。さらに試合で手応えを感じた部分についても明かした。

【フォト】平田と三浦の激闘シーン！

　試合序盤から三浦が主導権。先手必勝とばかりに平田に組みつくと、コーナーに押し込みながらバックテイク。圧倒的なコントロールに、平田は手が出ず。終盤に平田の右がヒットする場面もあったが、三浦が終始コントロールで判定勝利した。

コーナーに平田を押し込む三浦©️ONE

　平田は試合の率直な感想を尋ねられると「そうですね、負けた。負けたけど、前回（ハム・ソヒに敗戦）の後はもう辞めたいって気持ちになったけど、今回はもっとできる、もっとやりたい、もっと練習したいと、前向きな気持ちになりました。また、頑張りたい」と、清々しい表情。

　戦った三浦について「やっぱり身体が強かった。もっと打撃で行きたかったんですが、3Rの最後の方で自分の打撃を出したのを最初からやりたかったです。もっと自分のペースで戦いたかった」と振り返る。

　終始、押し込まれた展開については、ある程度想定はしていたと話すも「思ったよりも来た。打撃で距離を取ろうと思ったのですが、あそこまでこられたら…もっと早く展開を作れば良かったと」と、ジャブで距離を作ることがうまくできず、練習不足と反省した。

勝者は三浦に©️ONE

　ただその中でも「右のストレートが結構当たってたし、ジャブも結構当たってた感覚があった」と手応えを感じた部分はあったようだ。

　また、今回の試合は、禁断の日本女子対決のキャッチフレーズ通り、戦前からお互い煽り合いが目立ったが、その点を尋ねられると「この試合は本当に三浦選手でなくては成立しなかった。三浦選手がいるからこんなに盛り上がった。女子の試合は“休憩時間”だと思われがちだけど、こうやってみんなが見たい試合だって思ってくれたし、 “休憩時間”じゃなくなった。注目を浴びた試合になったのも本当に三浦選手には感謝しかないし、笑って終えたのも良かったなと思います」と、三浦への感謝と、ノーサイドな気持ちを語った。

「自分の中ではまた0からスタート」と前を向く平田。今回、指導を仰いだ大沢ケンジ氏には今後も継続的に練習を見てもらうといい、三浦に対しても、ONEに参戦する同じ日本人女子ファイターとして、共に盛り上げていきたいと顔をあげた。

　今回の敗戦をバネに、さらに成長する平田に期待したい。

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