米ボクシング期待の星、またも豪快KO勝利!井上尚弥に挑発発言も
The Ringの期待のボクサーにボクシング界の期待のホープに贈られる『プロスペクト・オブ・ザ・イヤー2023』に選ばれた、無敗のブルース・”シュシュ”キャリントン(26=米)がまたも豪快KO勝利だ!
16日、米ニューヨークのマディソンスクエアガーデンにて行われたIBF&WBOインターコンチネンタルフェザー級王座戦で、バーナード・トーレス(18勝2KO8敗)を4Rに高速の右アッパーから右フックで失神KO勝利。相手はうつ伏せにバッタリ倒れ動かず、その危険な状態に関係者は集まり、しばらく起き上がれなかった。
試合は2Rにペースを握り始めたキャリントンは3R、さらに圧力をかけ回転力の速いパンチの連打、トーレスは下がりながら被弾、防戦一方だ。
4Rもワンツー、ボディとその回転力の速さは驚くばかり。トーレスはその高速パンチにカウンターで反撃を狙ったが当たらず鼻から出血。そしてキャリントンの右アッパーから右フックの連打がヒットし、トーレスはうつ伏せに倒れ失神。レフェリーはその状態を見て即座に試合をストップ、キャリントンは2団体の地域王座を獲得した。
これをYouTubeで見たファンからは「これはノックアウト・オブ・ザ・イヤー候補だ」「残酷な2連続KO。この男はモンスターだ」など驚きのコメントが並ぶ。
モンスターといえば井上尚弥だが、この試合の前日計量で、キャリントンは井上について語っている。最近、リング誌のインタビューが公開され、フルトン戦について「アメリカ人は、顔にパンチを貰うのを嫌がる選手が多い。大和魂で戦う日本人ボクサーとはスタイルが違う」と井上がコメントしたことについて、キャリントンは、彼が対戦したアメリカ人は3人だけ(フルトン、アントニオ・ニエベス、リカルド・ロドリゲス)とし、「つまり、彼の経験を通じて、そう言おうとした理由は分かる。でも、彼は僕のような好戦的なファイターとは一度も対戦していない。だから、その時が来たら、彼は何が起きているのか見ることになるだろう」と自信を込めて語っている。体格はキャリントンが身長173cmでリーチ183cm、井上は身長165cm、リーチ171cmとキャリントンが大きく上回る。
キャリントンはアマチュアボクシングで戦績を重ね、20年のオリンピック・トライアルで優勝。彼はオリンピックに出場することを望んでいたが、それは叶わなかった。「コロナ禍になり、私は戦うことができなかった。IOCは前年に(格付けが)1位だった選手を選んだからです」とキャリントンはリング誌に語っている。2021年10月にプロに転向。戦績は11勝(7KO)無敗だ。
井上はリング誌のインタビューで今年スーパーバンタムで3戦し、来年は身体と相談しながらフェザーに上げることを示唆している。
井上はこのキャリントンと戦う時は来るのか。
なお、フェザーにはこのキャリントンのほかに米国人ではWBC暫定王者のブランドン・フィゲロア(元Sバンタム2団体王者)、WBC正規王者にレイ・バルガス(メキシコ)、IBFはルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)、WBOには無敗のラファエル・エスピノサ(メキシコ)が君臨する。
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