井上拓真、期待のKO防衛に”今日だけは兄超え!?”=試合後会見
2月24日(土)東京・両国国技館にて行われた[WBA世界バンタム級(53.52kg)タイトルマッチ]では王者・井上拓真(大橋)が、元IBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)に9回、ボディで44秒TKO勝利、初防衛戦に成功した。
拓真は試合後インタビューで、兄・尚弥を意識していたと明かし「今日限りは、(兄を)超えたって言ってもいいんですかね」と顔をほころばせた。
【フォト】拓真の悶絶ボディKOの瞬間!勝利し井上尚弥と抱き合うシーンも
試合は拓真がアンカハスの飛び込みや接近戦に的確に対応、顔面、ボディとヒットさせていった。
9回、接近戦か右ボディを叩き込むと、ワンテンポ遅れアンカハスが崩れ落ちる。10カウントも立ち上がれず、KO勝利で初Vを決めた。
拓真はインタビューで、試合を振り返り「相手が前に出てくるのは想定していた。足を使ってポイントアウトすることも出来た。でもそれをやっちゃうといつもの自分のつまんない試合になってしまう。あそこはしっかり打ち合って、打ち勝てたので、すごく今後の自信になった」と、新しい戦い方に自信を持つ。
KOショットについては「練習の時、父から”くっついたらボディ”って耳にタコが出るくらいにずっとやってきた。きつい練習だったけど、してきた効果が本当に出た」と、練習の成果だったとし「効いていたのはわかってた。相手のスタミナを削ろうという作戦の中での一発だった。狙ったというより、流れで出たパンチ」と明かす。
今回、スタイルを変える決意をしたのは「(前戦の)ソリス戦では相手が来る所狙ってポイントアウト。ずっと一定の同じ試合内容で、観てるお客さんも退屈してしまう内容だった。試合で山を作りたいし、観てるお客さんも『おっ』と思うような試合をしていきたい」と盛り上げたい思いがあったとう。
そして「偉大な兄がいる。やっぱり兄と比べられる。兄弟がいる以上、やっぱり自分も盛り上げたいという思いが強かった」と兄・尚弥に対する意識があったとも。
結果「ここまで接近戦をやるつもりはなかったが、山場を作ることを取り入れ、良い結果に終わった」と喜ぶ。
大橋秀行会長に「今日は兄貴を超えたな」と言われたことについて「今日限りは、超えたって言ってもいいんですかね。そう言ってもらえると嬉しい」と顔をほころばせた。
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